1997-11-28 第141回国会 衆議院 外務委員会 第5号
やはりアジアにおきましても、太平洋を挟んで、日米中に加えましてこのロシアが、元来はウラル以西の国という印象が深かったわけでありますが、国の地理的な状況からいえばこのアジアに大きな領土を持っておるわけでございまして、しかしながら、なかなかAPEC諸国にしてみますと、現在の時点ではどうしても貿易その他投資におきましてもロシアのかかわりが少ないということで、先ほど申し上げたような若干の異論もありましたけれども
やはりアジアにおきましても、太平洋を挟んで、日米中に加えましてこのロシアが、元来はウラル以西の国という印象が深かったわけでありますが、国の地理的な状況からいえばこのアジアに大きな領土を持っておるわけでございまして、しかしながら、なかなかAPEC諸国にしてみますと、現在の時点ではどうしても貿易その他投資におきましてもロシアのかかわりが少ないということで、先ほど申し上げたような若干の異論もありましたけれども
先般、首脳会談におきましても、橋本首相からAPECの参加について我が国としても賛成をするということを申し上げたのも、ロシアといたしましても、かつてウラル以西の国であるというような印象もございましたけれども、最近は特にアジアに対して強い関心を寄せておるというようなことも、最近の我が国との関係をより緊密化しようという要因の一つではないかというふうに考えております。
○国務大臣(渡辺美智雄君) それはどうか、相手の国のあることですからそういう注文つける話まではしたことはありませんが、しかし経済的な取引ということになってくれば、それはウラル以西ですか、遠いところよりもやはり近間の方が手っ取り早いということですよ。したがって、極東の方に投資とか何か将来するとすればやはり近くの方にならざるを得ないということじゃないですか。
私はむしろシベリアよりもウラル以西の経済の発展に協力するのがよろしいのではないかと存じます。
そこで、軍縮・軍備管理は確実な検証のもとでグローバルに行われなければなりませんが、欧州交渉は御承知のように主としてウラル以西についてのものであって、アジア・太平洋地域はこの種交渉では穴となる可能性があって、もし本当に穴となった場合には好ましくない状況が生ずる、こういう心配があります。
当然外務省御当局もいろいろな観測をしておると思いますし、また何もこれはウラル以西だけの問題ではない、アジアに必ず飛び火をし、初めから一体で考えなければならない問題でございますから、これに対してどう対応していくのか。どういう見込みを持っておられるのか。 この点については、NAAの総会におきましてもいろいろな議員から発言がございました。
私が先ほどウラル以西の問題ではないと申し上げたのは、日本の問題でもあるのです。戦域核がヨーロッパに二百五十基配備されておる。これに対してアメリカの、ヨーロッパ側のパーシングIIだとかあるいは巡航ミサイルの配備計画合わせて五百二十数基、これでバランスがとれるという判断で真剣にやっているわけでしょう。