1988-09-20 第113回国会 衆議院 本会議 第7号
このように、違憲の自衛隊を軍隊ではないと強弁しながら、なし崩しに既成事実を積み重ねてきた平和憲法無視、軍拡志向の政府の防衛政策は、米軍のトマホーク搭載艦の母港化や、これに伴う核の持ち込みの疑惑、イージス艦導入などによる米海洋戦略への加担、FSXの共同開発などの武器技術の日米協力、SDI研究への参加などによる非核三原則の空洞化などが懸念される中で、自衛隊を米国の対ソ戦略に組み入れ、その一翼を担わせるとともに
このように、違憲の自衛隊を軍隊ではないと強弁しながら、なし崩しに既成事実を積み重ねてきた平和憲法無視、軍拡志向の政府の防衛政策は、米軍のトマホーク搭載艦の母港化や、これに伴う核の持ち込みの疑惑、イージス艦導入などによる米海洋戦略への加担、FSXの共同開発などの武器技術の日米協力、SDI研究への参加などによる非核三原則の空洞化などが懸念される中で、自衛隊を米国の対ソ戦略に組み入れ、その一翼を担わせるとともに
このような平和憲法の理念に反する政府の防衛政策は、米軍のトマホーク搭載艦船の母港化やこれに伴う核持ち込み疑惑、イージス艦導入などによる米海洋戦略への加担、FSXの共同開発などの武器技術の日米協力、SDI研究参加などによる非核三原則の空洞化などが懸念される中で、今や完全に米国の対ソ戦略に組み込まれ、我が国を核戦争の脅威にさらすものと言わなければなりません。
さらに、イージス艦導入に当たって防衛庁は、洋上における脅威の増大をその理由としていますが、一体具体的にどのような脅威に対処するのか明らかではありません。この際、一、イージス艦導入決定に当たっての防衛庁内の検討経過。二、導入の前提として想定された具体的な脅威の内容。三、現有ターターシステムで能力不足とされた項目。四、イージスシステム以外に選定対象となったシステムの種類。
核空母ミッドウェーの母港横須賀は、ニミッツ級核空母の母港としてさらに強化され、また、米核空母護衛のためのイージス艦導入や、ソ連沿海州まで探知範囲に入るOTHレーダーの設置など、次々と強化されつつあります。三宅島や逗子では、圧倒的多数の住民の意思に反して米軍基地建設が強行されようとしていますが、我が党は、これらを直ちに中止することを強く要求します。