1963-02-21 第43回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
何千何万とかかるイーグル・コーリア号の去年の要件だって、国家の大問題を三カ月も放っておいた。横浜の試験場の役人が放っておいて、あのとき、私がここから電話をかけたのだ。森さんも演説をやられたが、ノリの補償の関係でアメリカに交渉をしようという場合にそれがわからない。その書類を見つけたところが、なんと箱の中に入っていた。月給取りはそんなものなんですよ、あなたの部下なんかは。
何千何万とかかるイーグル・コーリア号の去年の要件だって、国家の大問題を三カ月も放っておいた。横浜の試験場の役人が放っておいて、あのとき、私がここから電話をかけたのだ。森さんも演説をやられたが、ノリの補償の関係でアメリカに交渉をしようという場合にそれがわからない。その書類を見つけたところが、なんと箱の中に入っていた。月給取りはそんなものなんですよ、あなたの部下なんかは。
森議員もよく知っているけれども、千葉県のイーグル・コーリア号によるノリの被害がなぜわからなかったのかというと、あれは横浜の試験場で、うしろのほうに書類を隠しておいた。書類を隠しておいてもかまわない。月給の高には関係しないのだから、お役所では。こんなことをやっさらもっさらやっていて、書類は下のほうになってしまっている。こっちは一日千秋の思いで待っているのだが。
その経過の概略を日を追って申し上げますと、五月の二日に漁民側から船主側のイーグル・コーリア号側の弁護士側に被害資料の説明を行なっております。さらに五月の十日に漁民側の弁護士とイーグル・コーリア号、船主側の弁護士団とが協議を行ないました。特にこの日は船主側の弁護士団から漁民側の弁護士団に対しまして補償額の提示が行なわれたようでございます。
○説明員(村田豊三君) 油の分析、鑑定の結果につきましては、これはまた別途、ほかの省からの御報告があろうかと思いますが、ただいま私のほうから御報告申し上げましたように、その点の結論の有無にかかわらず、すでに船主側の弁護団は、具体的な補償の折衝に入っておりますので、これは私のほうの一方的な推測でございますけれども、もうそのほうの鑑定の結論のいかんを問わずイーグル・コーリア号に加害があったものと認めて、
○安田敏雄君 前の国会中に、この問題を取り上げましたときに、神奈川県の県立の試験場で、はたしてイーグル・コーリア号が加害者であるかどうかということについては、試験の結果が明らかでないために、加害者かどうかということはきめ手がなかったというような状態であったわけですね。
○政府委員(村田豊三君) イーグル・コーリア号が横須賀で軍用の油を陸揚げしまして、その帰路第二海堡のところで座礁して今回の事件が発生したというふうに言われております。
○政府委員(村田豊三君) 米軍とのこのイーグル・コーリア号の雇用関係が法律的にどう解釈されるべきであるかという問題につきましては、所管は水産庁とは何ら関係のないことでございます。
○木島義夫君 横浜地方裁判所川崎支部によってイーグル・コーリア号に関する証拠保全の措置が、川崎市日立ドック内で行われたというのだと思いますが、こういうことは水産庁は無関心でいいのですか。
本年の去る二月十四日の夜、千葉県富津町の沖合いで、アメリカの油輸送船イーグル・コーリア号が座礁し、そのために大量の油を流出させ、富津町青堀を中心とする同地方沿岸の漁民に、実に、被害組合数十三、被害概数二万四千、被害戸数四千戸に達する全滅的な被害を与えております。この事件について、運輸大臣はどの程度の御報告を受けておられるのかというのが第一問であります。
○国務大臣(斎藤昇君) イーグル・コーリア号が、二月十四日に東京湾口の第二海堡の西側に乗り上げまして、そうして船底に穴があいたために油が流れ出て、千葉富津方面のノリひびに相当の被害を与えているという事実は、私は聞いております。
○片岡文重君 イーグル・コーリア号の流した油によって、ただいま申し上げました漁業協同組合等の被害が起こったということは、運輸大臣としてこれをお認めになられるのかどうか、その点ひとつ。
御承知の通り本問題は、昭和三十七年の二月十四日に横須賀港を出港いたしました米国の油送船イーグル・コーリアー号が、千葉県君津郡富津町の第二海堡西側に衝突座礁しまして、多数の重油を流出したため、君津郡富津町青堀漁業協同組合から、同郡大佐和町の大貫漁業協同組合にわたる、五組合、組合員大体千三百九十五名を含んでおりますが、この関係者の二万五千百二十さくのノリ養殖場をこの重油のために壊滅状態にした。