2019-02-14 第198回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
デリーでは、日本による対インド支援の代表例として知られ、現在も事業拡張中のデリーメトロを視察しました。デリーメトロの整備は交通混雑の緩和や環境汚染の改善に寄与しておりますが、営業距離は既に東京の地下鉄、東京メトロと都営地下鉄を足した分ですが、を超えており、利用客は一日約三百万人にもなっているそうで、相次ぐ延伸により更に利用者の増加が見込まれています。
デリーでは、日本による対インド支援の代表例として知られ、現在も事業拡張中のデリーメトロを視察しました。デリーメトロの整備は交通混雑の緩和や環境汚染の改善に寄与しておりますが、営業距離は既に東京の地下鉄、東京メトロと都営地下鉄を足した分ですが、を超えており、利用客は一日約三百万人にもなっているそうで、相次ぐ延伸により更に利用者の増加が見込まれています。
十二日には外務大臣が在京のインド大使を招致されたとか、十三日には緊急・人道援助及び草の根無償援助を除く無償資金協力を停止された、対インド支援国会合の東京開催の延期もされた、十三日夜、在京インド大使を再度招致した、十四日、新規円借款の停止、国際開発金融機関の対インド融資の慎重対応をされたというようなことは十分承知を しておるわけでございます。
東京に招致をすることになっておりましたインド支援国会合、その招致を日本は行わないということを世界銀行にも伝えました。ところが、それでも全くインド政府の対応は変化をせず、二度目の実験を行いました。
にもかかわらず、インドは地下核実験を実施したということはまことに遺憾のきわみでありまして、今、委員御指摘のように、我が国としてはこの実験に対して私自身もシン大使を招致いたしまして強く抗議を申し上げるとともに、無償協力の原則的な停止、対インド支援国会合の東京開催の見合わせを決定するという姿勢を示したわけでございます。
これは、一、新規の無償資金協力の原則停止、二、六月三十日、七月一日に予定していた対インド支援国会合の東京開催招致の見合わせ、三、大量破壊兵器関連品目等の輸出の厳格な審査の堅持のほか、対インド円借款については、今後のインド側の対応を見て我が国の具体的方針を決定するとするものであります。しかし、新たな事態にかんがみ、さらなる措置をとらざるを得ないとの状況に立ち至っていると考えます。
同時に、パキスタンに対しましても、外交当局を通じましてこれに対する最大限の自制を求めておることも申し添えたいと思いますが、十三日、私どもは、無償資金協力における新規協力の原則停止、あるいは世銀の対インド支援国会合の東京招致を見合わせるといった内容を措置とする発表を行ったところでありますが、当然ながら、新しい事態に臨んで、さらなる措置をとらなければならないと考えております。