1954-03-25 第19回国会 参議院 通商産業委員会 第23号
その安いやつを入れておいて、それをインキ用に廻しておる。それを私は言うのです。そういうようなことを業者はやつておるのです。ずるくやつておるのです。私はそういうところに通産当局がよく監督してもらわなければならないのじやないか。安く入れているのですよ。その安く入れているのを今度高いほうのインキに廻してぼろい儲けをやつておる。
その安いやつを入れておいて、それをインキ用に廻しておる。それを私は言うのです。そういうようなことを業者はやつておるのです。ずるくやつておるのです。私はそういうところに通産当局がよく監督してもらわなければならないのじやないか。安く入れているのですよ。その安く入れているのを今度高いほうのインキに廻してぼろい儲けをやつておる。
それはつまりインキ用に使うのだと言うて入れたものは飽くまでもインキ用に使わせなければならないのではないか。でインキ用には安いほうのやつを輸入しておいて、それを廻すということがここに行われておる結果、ここに供給不明の量が相当数字に現われておるのであります。これを見ますと、通産当局としてはその輸入したものに対しても果してその方面に使われているかどうかということはやはりお調べを願わなければならない。
別のグラフのほうで御説明申上げますと、カーボンブラツクは大きく分けましてゴム用とインキ用、日本の消費において約八〇%がゴム用でございます。約一〇%が印刷インキ用でございます。そのほかにカーボン紙であるとか、塗料用であるとか、雑用が極く少量でございます。ですから最も大きい問題はゴム用カーボンブラツクの問題であるということになるわけでございます。