1950-08-31 第8回国会 衆議院 災害地対策特別委員会 第5号
まず八月十四日鹿兒島県庁におもむきまして、県下全般にわたつての災害状況について、その実情を総合的に各関係官より聽取いたしましたところによりますと、本県における今次フロシー、グレイス台風によります被害の最も甚大なる地方は、屋久島、種子島、大隅中部、南薩地方、鹿兒島湾海岸線であります。
まず八月十四日鹿兒島県庁におもむきまして、県下全般にわたつての災害状況について、その実情を総合的に各関係官より聽取いたしましたところによりますと、本県における今次フロシー、グレイス台風によります被害の最も甚大なる地方は、屋久島、種子島、大隅中部、南薩地方、鹿兒島湾海岸線であります。
その後七月の十七日にグレイス台風が南九州を横断いたしました。この関係で九州、四国及び中国の一部の十二県の関係で災害復旧費が約二十五億円、それから引続きまして七月下旬の三十七日、二十八日にヘリーン低気圧が同じように九州の南に襲来いたしました関係で、これも四国、九州等大体十七県下に亘つてあつたのでございますが、その土木被害が二十一億円に達したわけであります。
しかももう九州等にはグレイス台風が起つたのでありますが、今後数回の台風をわれわれは予定しなければならないのであります。そういう場合に、今言われました通りのおそいのも問題でありますが、百億のうち二十六億五千万円くらいで応急の対策ができるとお考えになつておるのか。それが幸“と申しますか、閣議において四十億の線が出た。
今度の台風はグレイス台風もやはり豆台風に、どちらかと申しますと割合にこれは規模の小さいものであります。今年の春の台風の発生状況を見ますと、例年ならばつもと南から発生するのでございますけれども、今年はずつと北に寄りまして、硫黄島、台湾を結ぶ線あたりに発生しておるのでありまして、從つてまだ発達しないうちにやつて来る。從つでその規模が小さくて豆台風の恰好をとつておるというような状況となつております。
○山本説明員 グレイス台風のありましたことは、新聞で私も拜見して承知しておるものであります。ただいま大分県からのとりあえずの被害の報告が永田委員のお手元に参つておるようでありますが、そのほか鹿児島県及び二、三、主として九州であろうと思いますけれども、追つて参ると思うのであります。
○永田委員 昨日大分県庁から本員に向つて電報が参りまして、グレイス台風による本県水産関係災害は、現在までに判明せるもの、漁船百五十二件、被害三百三十一万円、船だまり十七件、千八百二十二万円、船揚場七件、七百六十万円、その他計四千四十一万円、かような報告が参つておるのであります。
○賀屋説明員 グレイス台風の概況について申し上げます。
ただ單にグレイス台風の被害を復旧するのだという、さような部分的な考えでなしに昨年のあの厖大な被害がそのままに放置せられておるということを考えていただいて、すみやかなる対処をされんことを要望いたして私の質疑を終ります。
そこで、二十二億五千万がかりに認められたといたしましたならば、そのうちにグレイス台風の災害復旧を含めて使用される考えであるか。
○江崎(一)委員 先ほどからの自由党の委員諸君のお話を聞いておりますと、グレイス台風が九州に上ると、これは共産党のせいだというふうに聞えるのであります。三関の事故でも、これは一つの閉寒区間を運転すればこういうことは起らない。三つあるいは二つ以上の区間を一つの閉塞区間として運転する、そうするとその間の駅は全部がらあきなんだ、人がおりません。