2002-05-22 第154回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第8号
イスラム経済というのはいわゆるパートナーシップの経済ですとかPLSという利子なしの経済というようなことが言われていまして、ある参考人の意見では、イスラム経済自体が後れているというとらえ方をするんではなくて、それは新しい可能性としてとらえていかなければならないというお話もございました。
イスラム経済というのはいわゆるパートナーシップの経済ですとかPLSという利子なしの経済というようなことが言われていまして、ある参考人の意見では、イスラム経済自体が後れているというとらえ方をするんではなくて、それは新しい可能性としてとらえていかなければならないというお話もございました。
その上でですけれども、イスラム経済とグローバル化ということについては、これは私は分かりません。EUが統合進行して、EUにおいて統合が進行していますけれども、これ自体がグローバリゼーションの一部だというふうに私は思います。
例えば、今日のイスラム教徒のイスラム経済論の一番眼目は、一人一人の人間がパソコンを持って、自分が投資したお金がどういうふうにしてある経済プロジェクトの中で生きて働いていくか、こういうことをちゃんと全部そのプロセスを追求するという、これが人間の理想だというふうに考える、これがイスラム経済論です。
それから最後に、イスラム経済の問題ですけれども、現在のグローバル経済に適応できるのかということですが、イスラム経済論というのはいろいろな角度から今、むしろこれから新しい世界の経済の問題を考えるところで今見直されております。
それは、「イスラムとNGO」、「イスラム経済」等ですね。これ、それぞれ東南アジアのいろんな研究者を集めて、三か国語で出したということで、その経済学者とイスラムの問題が私はすぐに結びつかなかったのでちょっとびっくりいたしました。
もう一つ、イスラム経済の行方という御質問でしたが、私、インドネシアに注目しているのは、インドネシアの場合、民主化を行うようになってからイスラム政党がたくさん出てきたと。それで、先ほども少し申し上げましたが、このイスラム復興というのはいろんな形をとって出てくるんですけれども、民主的にやらないとどうも偏ってしまうということがあるわけですね。
このECO、経済協力機構の拡大はこの地域の安定と拡大につながるものとして歓迎されると思うのでございますが、差し当たり我が国あるいは西欧諸国の関心の一つは、トルコとイランのどちらが今後主導的役割を果たすのか、こういったイスラム経済圏の今後の行方がどうなるかといった点であると思います。こういった点も含めまして、このECOに対する評価並びに今後の行方につきまして政府の見解を伺いたいと思います。