2015-01-27 第189回国会 衆議院 本会議 第2号
イスラム研究者の東大の池内恵准教授も、御自身のブログで、万が一我が国がこのようなテロに屈して政策を変更するとすれば、次の日本に対するテロを誘発するのみならず、ただむき出しの暴力を行使する者の意が通る社会になってしまうとの趣旨を述べられています。私も、これは正鵠を射た指摘であると考えます。
イスラム研究者の東大の池内恵准教授も、御自身のブログで、万が一我が国がこのようなテロに屈して政策を変更するとすれば、次の日本に対するテロを誘発するのみならず、ただむき出しの暴力を行使する者の意が通る社会になってしまうとの趣旨を述べられています。私も、これは正鵠を射た指摘であると考えます。
実は、対話になる前の段階でいつも話が終わってしまうもどかしい感じというのが基本的な経験なのですけれども、私から見て、個人的なことを申しますと、対話に参加する日本側のメンバーですけれども、中東研究者やイスラム研究者というものが中心なのですね。そして、アラビア語も堪能な方々が多いんですけれども。
ですから、その辺でもう少し、ディシプリンにおいても地域においても、中東・イスラム研究者がばらまかれたらいいんじゃないかなという気はしています。
それから、第二番目の対話力というものをどういうふうな格好で発揮できるのかという、そういうことでありますけれども、直接イスラム世界との関係を別としましても、例えば私はアメリカの中東研究者あるいはアメリカのイスラム研究者、そういう人たちともいや応なくいろいろな付き合いをするわけですけれども、そういうところで、アメリカの中にもいろんな認識がある。
私に、私自身も、先ほど何度も申しているようにイスラム研究者ではありませんので、イスラム研究の状況について評価せよというのもこれはまた非常に酷な議論、質問だなというふうに率直に思っていますけれども、第三者から見て言えることを若干申し上げたいというふうに思います。
それから、梶田先生には、いろいろとお伺いしたいことがありますが、ただ一点だけ、日本のイスラム研究者と外国のイスラム研究者と比較されて、質、量の面でどういうことが言えるか、おっしゃっていただきたいと思います。 以上です。