2019-03-28 第198回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
しかし、穏健派と言われる中東の国々はほとんどが長期独裁政権で、民主的な選挙をすると、イスラム主義勢力が多数派を獲得するということが起こります。先ほど述べたハマスも、まさに民主的な選挙でガザに君臨しているわけです。
しかし、穏健派と言われる中東の国々はほとんどが長期独裁政権で、民主的な選挙をすると、イスラム主義勢力が多数派を獲得するということが起こります。先ほど述べたハマスも、まさに民主的な選挙でガザに君臨しているわけです。
それまでの中東諸国における反政府運動は、専ら左派民族主義系の運動かイスラム主義系の運動、どちらかしかなかった。それに対して、第三の潮流を生み出したのがエジプトの事例だというふうに考えられます。
それによりますと、急進的イスラム主義者とは別に草の根の反政府勢力が増大しているとあります。そして、人々がタリバンに加わる多くの理由がある。タリバン支持を拡大する正当な不満として以下のように列挙されてあります。ちょっと紹介します。 戦闘の拡大と地方への爆撃によって引き起こされた極めて多数に上る民間人の殺傷及び強制退去。
同じシーア派でありましても、現首相であるアラウィ首相のように、極めて強い世俗主義、宗教色を排した世俗主義に基づく国家運営ということを考えていた人たちが惨敗いたしまして、それにかわって、イスラム国家の樹立を目指すイスラム政党、イスラム主義に基づく政党が少なくとも議会の過半数を占めているというのが今のイラクの現状であります。
○国務大臣(川口順子君) イラクの中、これは地域的に差がありますけれども、だれによるか分かりませんが、それがサダム・フセインの残党なのか、あるいは過激派イスラム主義者によるものなのか、あるいはアルカイーダ等の関係を持つ者なのか、これはよく分かりませんけれども、テロが引き続き、テロあるいはその暴力、攻撃等が引き続き続いている地域があるということはこれはもう事実でございます。
また、イスラム主義よりも民族主義の立場に立っており、「テロリスト」ではない」と強調している。そうした上で、「日本の自衛隊がイラクに来て米軍に協力すれば、占領軍とみなし、攻撃対象にする」と明言しているわけですね。いいですか。 今、バグダッドや地方都市の中でも米軍が最大の標的にされています。これは、政府がよく答弁しているような強盗、野盗のたぐいとは違うわけですね。
その関係について私が見ております分析につきましては、お配りいたしました資料のところに簡単に書いて触れてございますけれども、内容を申し上げますと、基本的にイデオロギー的な接触点は全くない、フセイン政権は世俗的な左翼政権でございまして、アルカーイダのような、いわゆる右翼イスラム主義勢力とはこれまで接点がないという傍証が一つございます。
一部ではありますけれども、そうした人たちの中でイスラム志向というかイスラム主義というか、そういったところに走るという人たちも出ているというように聞いております。これは数としては非常に多いものではありませんけれども、決して無視できない動きではないかなというふうに思います。 ヨーロッパ全体として見た場合には、各国によってイスラムの扱い方というのは非常に違います。
私が言うイスラム主義というものも、そういう流れを、前近代からのイスラムの流れを現代、近現代において持っている、そういう側面があると、そういう話になってきます。 じゃ、イスラムにとって、イスラム世界にとって近代と前近代を分かつ大きなポイントは何か。
イスラムを更に復古的なイスラム主義、穏健なイスラム主義中心に変わっていきます。ですから、インドの近代的なイスラム大学に送るよりも、デオバンドとかナクシバンディという伝統的な学校にアフガン人を送って、イスラムを勉強させるという政策に変わっていきます。 そして戦後です。
それから、イスラム主義台頭への警戒とカスピ海資源の重要性というわけですけれども、やはり中央アジア諸国あるいはコーカサスにおいてイスラム過激派が台頭して反イスラエルを唱えるような事態はイスラエルにとって都合が良くないということですよね。
これは比較的分かりやすい範疇でありまして、すなわちその地域地域における外国支配、あるいは植民地支配、あるいはマイノリティーによる独裁というようなそれぞれの土地における問題に対して人民抵抗運動が進んでいく、その人民抵抗運動の一種としてイスラム主義が台頭してきた、そういう展開を示しているグループであります。
それが六〇年代、七〇年代まで、反動として、イスラムが遅れたもの、イスラムこそが文明を、近代化を阻害してきた要因なのであるというような考え方をずっと取ってきておりましたので、その反動として、いやイスラムをもう一回見直す必要があるのではないかという動きが出てきた、それが現在のイスラム主義の発端である。
そういう意味では、先ほどちょっと申し上げましたように、日本ができることとして、そうした欧米がなかなかそういう基本的な立場にからめ捕られて動けない部分で地道な、例えば草の根援助であるとかいうような形で草の根からの民主化を進めていくというようなやり方は十分取り得るかと思いますし、実際に今イスラム主義の中で過激化して武闘勢力になっているような人たちというのは、大抵がいったん民主化に失敗している国がほとんどなわけですね
殊に一九四五年の三月二十二日のアレキサンドリア・プラトコールによつて結盟したアラブ七カ国を見ますと、アフガニスタンのジヤマール・アッゲインの提唱になるイスラム主義というものに国境を超越して団結するということが宗教的に現れておる。