1953-02-26 第15回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
しかしデイシプリンだけあつてフリードムがなくてもしようがない、またフリードムだけあつてデイシプリンがなくてもしようがないので、これは両方合せたものが必要だということから説明をして来まして、当時の国際連盟の欠陥として、一つは小国も大国もイコーリテイ、すなわちフリードムの思想で、イコーリテイにあまり重きを置き過ぎた、それを直さなければならない、それからあの国際連盟は歯がない、これにはティースを植えなければならぬという
しかしデイシプリンだけあつてフリードムがなくてもしようがない、またフリードムだけあつてデイシプリンがなくてもしようがないので、これは両方合せたものが必要だということから説明をして来まして、当時の国際連盟の欠陥として、一つは小国も大国もイコーリテイ、すなわちフリードムの思想で、イコーリテイにあまり重きを置き過ぎた、それを直さなければならない、それからあの国際連盟は歯がない、これにはティースを植えなければならぬという
○政府委員(下田武三君) 日本側が乗入れた場合に、日本人が皆日本の飛行機に乗り出したために、アメリカ側の従来のお客さんが減つたというような場合がありといたしましても、日本はこの協定の附表で定めた路線については、法律上のイコーリテイに基いて乗入れる権利を持つておるわけでありますから、その場合に日本の飛行機が乗入れたために、若しアメリカ側のお客さんが減つたとすれば、むしろアメリカの飛行機に対する公衆の需要
そこへ持つて行くと、それでもうお客さんが大体さばけているのだから、日本が乗入れようとする場合、公衆の需要がないのじやないかという理由で、アメリカ側のオブジエクシヨンを出されはしないかという御懸念ではないかと思いますが、併し十條の先ほどの法律的のイコーリテイが先ずプリヴエイルして、日本側の見地によれば十分お客さんがあるのだ、日本人も相当たくさん乗つておりますし、又将来日系も乗るかも知れないというような
○政府委員(下田武三君) 昨日も御説明申上げましたように、第十條と第十一條は関連してお読みを願いたい規定でございまして、両方共大原則だけを掲げておるわけでありまするが、第十條のほうは公平且つ均等な機会、つまりこれは法律上のイコーリテイでございまして、現実に向うのパン・アメリカンからノース・ウエスト、近くはT・W・Aと三社になつて参りまするし、且つ今までの実績も或いは一週に三回或いは一週に四回というような
そしてそれは国連国の、いわゆる主権平等の原則に従いまして、ソヴエリン・イコーリテイの原則に従いまして、万国にとつて相互的であり、かつ一律平等でなくちやならぬということは、これは当然のことであります。国連軍の地位というものについて、世界各国が相互的にかつ平等一律を認め合うということは当然のことで、国連軍に関して広大なる治外法権を一国のみに認めさせようということは、あろう道理がないのであります。
今日本軍はありませんから、そういうことは事実起りかねますけれども、とにかくそういうレシプロシテイとか或いはイコーリテイという立場がなければ、独立国家と独立国家との條約にはなりません。又北大西洋協定にはそうなつているのであります。立場は全然平等になつております。これは條文を、御覽になればすぐわかるのであります。