2018-11-20 第197回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第4号
本年九月二十五日に開催されました第三回の免疫アレルギー疾患研究戦略検討会におきましては、今後、免疫アレルギー疾患研究につきまして推進すべき柱といたしまして、免疫アレルギーの本態解明に関する基盤的な研究、免疫アレルギー研究の効果的な推進と社会構築に関する横断的な研究、ライフステージ等免疫アレルギー疾患の特性に注目した重点研究の三つを戦略的に行うこととされたものでございます。
本年九月二十五日に開催されました第三回の免疫アレルギー疾患研究戦略検討会におきましては、今後、免疫アレルギー疾患研究につきまして推進すべき柱といたしまして、免疫アレルギーの本態解明に関する基盤的な研究、免疫アレルギー研究の効果的な推進と社会構築に関する横断的な研究、ライフステージ等免疫アレルギー疾患の特性に注目した重点研究の三つを戦略的に行うこととされたものでございます。
そこで、資料の一枚目を見ていただきたいと思うんですが、これは、一九九七年の八月に、まだ厚生省の時代ですね、厚生省長期慢性疾患総合研究事業アレルギー研究班が発行したパンフレット、「化学物質過敏症 思いのほか身近な環境問題」の抜粋であります。本体は結構おどろおどろしい色を使っていますので、ちょっと見やすい部分をとったわけですけれども。
まず一つ目は、ラテックスグローブにつきましてでありますが、私はこれまで、ラテックスアレルギー研究会などの専門家の御指摘を受けまして、天然ゴム製の手袋がまれではあっても医療現場において深刻なアレルギーを起こすということで、対応を何度も求めてまいりました。この委員会も含めて行ってきたところでありますが、昨年の委員会質疑後、大きな進捗がありました。この進捗につきましてまずはお伺いをしたいと思います。
このセンターは、日本のアレルギー研究をリードしてきた歴史と実績のあるセンターです。それが独立行政法人化によりどういう事態になっているかというと、研究費は捻出できても人件費などの運営費は多額の赤字になっており、それを病院全体の診療収入で賄っている状況です。センターは今後存続していけるのかさえ危ぶまれ、国民病と言われるアレルギーの臨床研究が風前のともしびの状態になっているのです。
また、これまでの研究成果等を取りまとめましたリウマチ・アレルギー研究白書、これを作成いたしまして、都道府県等へ配付することによりまして、正しい知識の普及啓発に努めているところでございます。
また、私どもが所管しております競争的資金により、大学等における様々な花粉症の様々なアプローチからの免疫・アレルギー研究を推進しております。これが十六年度の数字で申し上げますと百三十六課題、三・二億円ということになります。 平成十八年度でございますけれども、更に抜本的な対応に向け、研究開発を積極的に推進してまいりたいと思っておりますし、必要な予算の確保に努めてまいりたいと考えております。
佐藤先生の御指摘、まことにもっともでございまして、つい先週の金曜日、私の方から指示をいたしまして、二月の四日でございますが、総合科学技術会議のもとに、今お話にございました、特に免疫・アレルギー研究分野の世界的権威と言ってもよろしいと思うんですが、岸本議員の主宰のもとで、関係省庁の局長級あるいは花粉症の専門家の方々にお集まりいただいて、花粉症対策研究検討会を設けさせていただいたところでございます。
厚生労働省においては、従来からアレルギー研究を実施してきたところでございまして、平成四年度からは花粉症の研究班を設置し、病因、病態の解明、治療法の開発等の研究を推進してまいりました。 また、平成十二年十月には国立の相模原病院に臨床研究センターを開設し、花粉症等アレルギー疾患に関する臨床研究機能の一層の充実を図ってまいったところでございます。
さらに、本年九月には、横浜の研究所の中に疾患モデルマウスの飼育施設や最新の研究設備を備えました免疫アレルギー研究棟というのが竣工する予定になってございます。今後、この研究棟を最大限に活用して、文部科学省として研究の一層の進展が図られるよう努力してまいりたいと考えております。 以上でございます。
また、厚生労働省におきましては、平成四年度から研究事業を開始いたしまして、免疫・アレルギー疾患の病態の解明や治療法の開発などの研究を推進してきたところでございまして、昨年、その成果につきまして、リウマチ・アレルギー研究白書というものを出させていただきました。これを都道府県や医療機関等を通じまして現場の方々に普及啓発することにより、専門的知識を有する医療従事者の育成に努めているところでございます。
厚生省といたしましては、平成九年度から厚生省、環境庁、文部省などから成ります連携会議を設置いたしまして、関係省庁と十分に連絡をとりながら、免疫さらにアレルギー研究の効果的な推進に努めてきたところでございます。
平成十二年度の予算におきましては、このアレルギー研究の予算を、これまで三十八億であったわけでございますが、一気に百一億円、これは免疫も含まれておりますけれども、増額をいたしました。
先生からの公的機関の関与のことでございますが、平成十二年度以降は、さらに免疫・アレルギー研究を推進してまいりますとともに、これらの研究成果の全国的な普及を図るために、今御指摘のありました相模原病院を含め、国立病院を含めた医療機関、研究機関などによる連携体制の構築を図るなどいたしまして、免疫・アレルギー対策の一層の推進に努めてまいりたいと考えております。
厚生省だけじゃなく、科学技術庁、環境庁、農林水産省、文部省、また気象庁等の関係六省庁で構成する連絡会議を開催いたしまして、関係省庁におけるアレルギー研究にかかわる研究課題の調整を行っているところでございます。 これからもしっかりと力を入れて頑張ってまいりたい、このように思っております。
今お尋ねの疫学的な研究でございますが、まだ厚生省の研究の中で全国的、総合的な疫学的な実態については十分対応し切れていないと考えておりまして、御指摘の点を踏まえまして、今後免疫アレルギー研究の中で取り組んでまいりたいと考えているところでございます。