2009-03-19 第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
先ほどお話がありましたように、当面は七百キロ、そして願わくば一トンという中には、いろいろなタイプがあると思いますけれども、私、その植物の育種の専門家ではありませんから明確に答えはできませんけれども、北でも南でも、地域に適したようなものはいろいろあると思いますが、どちらかというと、長粒種、アルボリオというのは、南の、イタリア系統の暖かいところですから、暖かいところには向いているかなというふうに思います
先ほどお話がありましたように、当面は七百キロ、そして願わくば一トンという中には、いろいろなタイプがあると思いますけれども、私、その植物の育種の専門家ではありませんから明確に答えはできませんけれども、北でも南でも、地域に適したようなものはいろいろあると思いますが、どちらかというと、長粒種、アルボリオというのは、南の、イタリア系統の暖かいところですから、暖かいところには向いているかなというふうに思います
これが仮に一トンとか二トンのようにたくさんとれるようなことになればいいわけでございますが、現在の研究段階におきましては、十数年先におきましても全国平均でも恐らく七百五十キロ水準、このようになるまでが一つの研究のテンポではないかというように考えておりますし、またそういう品種をいろいろ検討もいたしておりますが、外国のいまイタリー産のアルボリオとか、あるいは密陽という品種もございますから、これにつきましても
また、米につきましては、えさ米の品種開発ということを私どもは言って、アルボリオの問題を取り上げて何回もここでえさ米を認知してほしいというようなお話をすると、これも脱粒性があってどうも品種として定着させこれを一般化させるというのにはもう一つ踏み切れないものがあるというお答えしか返ってこないのでありますけれども、こうやって挙げてまいりますと、新しい要求に対して的確に対応していくという品種の開発というのが
なお今年度、五十七年度におきましても、都道府県を含めまして二億数千万の、六千万近い予算をもちましてこの超多収穫米の品種開発、固定に進みたいと思っておりますけれども、従来言われておりますようなイタリーのアルボリオであるとか、韓国から入っております密陽、その他の多収穫米につきましては、耐病性、耐冷性、あるいは脱粒性というような点から、まだまだ日本国内で奨励するような品種にはなっていないというのが現状でございます
また、現在の米の収量というのは十アール当たり五百キロ程度でございまして、こういう程度の収量ではなかなか収益性の向上という点からもまだ問題があるわけでございますし、最近超多収穫品種ということでいろいろ注目されておりますたとえばアルボリオというような外国の品種がございますが、これにつきましても、脱粒性あるいは耐冷性あるいは耐病性というような点で品種そのものにつきましてもまだ技術的にいろいろ問題があるという
いま御指摘あったアルボリオのJ1とかJ10なんというのは一見してわかるし、それに着色をしたり粉砕するなり、そういう方法だって十分考えられるのです。 それで、私ここで余り長い時間をとるわけにいかなくなってまいりましたので、いま流通のお話が出ましたが、いますぐに大量流通ということはちょっと考えられないだろうというふうに思います。
最近のえさ米の実情と所信の一端を申し述べて陳述を終わりたいと存じますが、私たちは全国三十五都道府県において、本年から、権力やまたは何人の援助も受けず農民みずからの自力で、えさ稲アルボリオ系の本格的な栽培を始めました。先ほど議員の皆様方のお手元に委員長の了解をいただきまして回覧を願ったものがそのものでございます。一つは茨城県の産、小室秀俊さん、二つは鳥取県の産で、一つは田中宏さん外一名でございます。
えさ米と申しましても、私どもが言っておりますのはアルボリオ系のえさ米でありまして、このものにつきましての将来性につきましては、私ども今日まで五十三、五十四、五十五とことしで三年つくるわけになりますが、大体自信を持っております。
ただいまアルボリオJ1なりJ10等あるいはサンプルを見せていただいているかと思いますが、これもやや粉状質だということは聞いておりますけれども、その辺の識別の問題というのがございますし、また粉にいたしますれば、これはまた穀粉等として同じく人の口に入り得る可能性もあるというような問題がございます。
○二瓶政府委員 収益性がきわめて低いということは、先ほども申し上げましたように一つは物財費をも償わないということでございまして、アルボリオJ1にいたしましても、これを一トン以上つくるというお話でございますけれども、やはりそれなりに肥料なり農薬なりの物財費がかかろうかと思います。そういうものをペイしない、そういう収益性であるということでございます。
これは品種はイタリアだそうですが、アルボリオという品種とそれから何かアルボリオJ1という品種だそうです。それでこの品種は、後で大臣に見てもらえばいいが、精米ができないそうです。
そのために、私ども、現在技術会議等を中心にいたしまして、先ほど大臣からお話がございましたように、飼料米の超多収穫性という点に着目いたしまして、その開発を進めているところでございますが、現在飼料用米に使われております、たとえばアルボリオというような品種がございますが、これには技術的に、まだ脱粒性が多い、また現地の圃場で農家が一般的に容易に栽培できるというようなところまで来ておりません。
それから秋田県の段階でも相当やっておりますし、ここでは外国からの入れてきた品種二十三品種をいろいろ交配して、それでどの品種がいいかというふうなこともやられていますが、これで出されてきた数字なんかを見ますと、たとえばアルボリオのB六ですね、これは交配したのがこれが脱粒も極少で、たとえば反収千三百十三・八キロと。
宮城県もいま山本知事と話ししておって、県としても補助金を出せということでいま山本知事と折衝しながら宮城県でも来年から秋田と同じように、この品質も何ですか秋田ではアルボリオJ一とJ十といろんな種類があるけれども、この種類が一番東北の冷害地には適確だというもう品質選定までしちゃってね、これをやってみようということまでやっているんですから、単作地帯である東北の農民には一つの大きな私は目安としてこのえさ米の
秋田の例に見られますように、単収一トンの実績を上げておる事実を見ましても、イタリア産のアルボリオJ1、J10、この栽培が日本国内でも適応した有望な品種であることは間違いないと思われるわけでございます。 そうした農民の試作運動に対して、農水省は全く及び腰の姿勢のように見受けられます。
また、えさ米ということで、在来種のものにいたしましても、あるいはただいま先生からお話ございましたアルボリオJ1なり、J10、これはやや大粒である、粉状質であるというような特性があるようではございますけれども、一般の主食用の米との識別というものがつけにくいという問題がございます。 それから、多収穫として注目されております。
私のところはアルボリオJ10をつくっておるのですけれども、脱粒はそうありません。1には大体脱粒は三割程度あります。おっしゃるとおりです。あなたの場合は、えさ米を飼料作物として認めるということは何年後にお考えなんですか。
最近御案内のとおり、アルボリオ一号ないし十号というふうなものがあちこちで試作をされて、まだ収益の上では問題が残っておりますけれども、みんな農家の人は工夫をしているわけです。ですから、私はここで提案をしておきたいと思うんですが、もっともっと関係の農家あるいは農協なりと接触をして、共同で将来展望を開くような考え方をしてもらいたいと思うんですよ。その点いかがでしょう。
○中野鉄造君 最後になりましたが、えさ米の件についてお尋ねいたしますが、この件については先ほどからいろいろ論議も出ておりますし、それに対する御答弁もありましたので、私は余りくどくは聞きませんが、ただ一つ今後の検討課題として、ちょっと先ほどのお話の中にも多収穫品種というお話が出ましたけれども、たとえばその多収穫品種である韓国系のミリアン二十三号だとかあるいはイタリア糸のアルボリオといったような、そういったような
このように、至るところでえさ用の米、アルボリオJ十、これが希望されておりますね。
それで、いま成績を上げておりますのがアルボリオJ一とJ十でありますけれども、これは非常に大粒でありまして、普通の米の一・五倍から二倍ぐらいな大きさなんですよ。だから識別が困難だなんということは全く根拠がないと私は思います。それからもう一つは、米にすると粉々になってしまうのですね。でありまするから米にはならない、食糧にはならない。
特に東北地方では、私の茨城で小室という人がつくっておりますアルボリオJ十号、これはいま秋田県でも山形県でもどこでも試作をして、この冷害のときに反当千キロ以上のものがとれております。これを一部には工業用のアルコールにして使っていこう、あるいはえさに使おうということで、大変目的を多目的にしてやろうとしている。
そういう意味で、多収の品種はどういうものがあるかということで、先ほど先生がおっしゃったような、地域によりましてはアルボリオあるいは韓国のミリアン二十三号、そういったような外国稲を使う場合もございます。ただ、日本におきましては、いま申し上げたような品種につきましては、特に東日本では非常に冷害に弱い、寒さに弱いということで、不安定でございます。
確かに茨城県等で、ある農家の方がアルボリオ等をつくっておる。そこで、えさ米ということで、全国からその種が欲しいということで殺到して、すごい暴騰をいたしておることを耳にいたしております。
私は何回もアルボリオといういわばジャポニカ系統の品種でなければならないのだ、これを進めるべきじゃないかということを提起をしたはずなんですけれども、残念ながらまだ全農のこの試験ではアルボリオの系統はやっておりません。ですから、私言いたいことは、この一作で大臣が——しかもあなたは農林水産省の責任者なんですよ。農林水産行政の責任者なんです。
たとえばえさ米の問題につきましても以前私は具体的に写真を提示しながら、アルボリオという品種について説明をいたしました。しかるに大臣は、その後の予算委員会におけるわが党の委員の質問に対して、アルボリオというのは初めて聞く話だということを言ってみたり、せんだっては、私自身が具体的なえさ米の視察地についてないしは視察する時期について提案をいたしました。
十二月六日に私はイタリア品種、イタリアの原種をもとにしたアルボリオについて大臣にも言ったわけですし、写真も見せたわけですが、その後の予算委員会で野坂委員にアルボリオって知っているかと聞かれましたら、それは初めて聞く品種ですという言い方をしておるわけです。大臣やそこに座っておられる方々はそのときの答弁だけで事足りるとしておるのでしょうか。
一つはアルボリオという外国種の育種でありますけれども、宇都宮大学の菅原名誉教授と茨城県の小室さんという農民の共同研究が現在非常に立派な成果として報告をされております。私、写真を持ってきておりますので、後からお見せします。もう一つは、全中の実験農場があります。これはもう大臣御承知のとおりだと思います。全国に三カ所。さらに委託農業試験場は全国で五カ所、これがことしから育種に取り組んでおります。