2013-05-14 第183回国会 参議院 予算委員会 第17号
アルゼンチン軍は、領土の帰属をもって争いがあったフォークランドに軍を派遣して占拠したと。これに対して、新しく政権に就いたサッチャー氏が、宣戦布告をした上で、飛行機それから船、たしか原子力空母まで出したと思うんですけれども、そうやって毅然としたイギリスの領土だということを示してそれを奪還したと、こういう事例がございます。
アルゼンチン軍は、領土の帰属をもって争いがあったフォークランドに軍を派遣して占拠したと。これに対して、新しく政権に就いたサッチャー氏が、宣戦布告をした上で、飛行機それから船、たしか原子力空母まで出したと思うんですけれども、そうやって毅然としたイギリスの領土だということを示してそれを奪還したと、こういう事例がございます。
一九八二年のフォークランド紛争におきまして英国が、同国が領有権を主張する区域内、フォークランド、マルビナス、この諸島でアルゼンチン軍に対してクラスター弾を使用したと、こういうふうな記述がございます。領土防衛的と申し上げますと、それが一番の例になるのではないかなというふうに考えておる次第でございます。
五〇二の骨子は、敵対行為の即時停止、アルゼンチン軍のフォークランド諸島あるいはマルビナス諸島よりの即時撤退、問題の平和的解決のための外交交渉の継続、この三点でございます。わが国はこの決議に賛成いたしておりますし、問題の平和的解決のために関係国が決議の趣旨に沿って有効な行動をとるようにということを訴えたところでございます。
OASあるいはヘイグ長官、それぞれ活発な動きがあることを承知しておりますが、日本といたしましては四月三日の安保理決議第五〇二号にのっとりまして敵対行為の即時停止、そしてアルゼンチン軍の撤退を望んでおるわけであります。
○櫻内国務大臣 わが国は、四月三日採択された国連安全保障理事会決議にのっとって、敵対行為の即時停止と、アルゼンチン軍の即時撤退を求めておるわけでございます。両当事国が自制して、武力衝突のこれ以上の拡大を防止するよう要請するものであります。同時に、外交的努力による紛争解決の道はなお閉ざされていないと信ずるので、関係国が事態の平和的解決のため努力を継続することを強く望む次第でございます。
そこで、わが国としては、四月三日に採択されました国連安全保障理事会の決議にのっとって、敵対行為の即時停止、それからアルゼンチン軍の即時撤退を改めて求めることにいたしております。両当事国が自制して武力衝突のこれ以上の拡大を防止するように、これはもう真剣に要請をするものであります。
わが国としては、アルゼンチンによる武力行使を遺憾とし、アルゼンチン軍は速やかに撤退すべきであると考えております。また、本件紛争が外交交渉によって平和的に解決されることを希望し、当面、ヘイグ長官の仲介努力に積極的に対応するよう英ア両国に要望しております。