1990-10-24 第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第2号
○中山国務大臣 安保理決議を受けて、この決議の実効性を確保するためにサウジに展開し、あるいはペルシャ湾に展開しているアラブ同盟軍、あるいはECの国々の海軍あるいは陸軍、このような多国籍軍と私は考えております。
○中山国務大臣 安保理決議を受けて、この決議の実効性を確保するためにサウジに展開し、あるいはペルシャ湾に展開しているアラブ同盟軍、あるいはECの国々の海軍あるいは陸軍、このような多国籍軍と私は考えております。
こういう中で、米国だけではなしに、アラブ同盟軍、また日本とソ連が共同で声明を発してイラクに対する厳しい批判を行うというようなことで、国際社会は一致してこのイラクのクウェートに対するいわゆる侵略を非難し、一日も早い撤退を要請している。これに対して、経済封鎖をやることが好ましいということで、四十一条を使って経済封鎖をやった。
私自身エジプトのムバラク大統領やらいろいろな国のリーダーと会ってみて、彼らがアラブ人でありながらイラクのサダム・フセイン大統領にだまされたということをはっきり私は聞いておりますから、そのために彼らはアラブ同盟軍としてみずからの軍隊をサウジアラビアに送っているわけでございますから、ひとつどうか、アメリカ対イラクの対決というものは、軍事力ではアメリカのサウジに派遣軍の数が多いからそういう図式になるかもわかりませんけれども
そういう中でアラブ同盟軍というのが展開をしている。こういう事態で、全部アラブ人の手でアラブ問題を解決するというサダム・フセイン大統領の考え方に同意しないアラブの指導者が今多く力を出している。
○国務大臣(中山太郎君) 私が湾岸五カ国を訪問いたしました当時の状況では、サウジにいる米軍及びアラブ同盟軍はまだイラク軍に比較して劣勢であるという認識を持っておりました。今日の時点でどのようなバランスになっておるか、私はまだ詳しい情報をきょうは持っておりませんけれども、一部新聞報道によりますと、クウェート一帯に三十六万人ぐらい展開しているのではないかという報道もされております。
当時、サウジアラビアは、このクウェートへ侵入してきたイラクの大軍がさらにサウジアラビアに侵攻してくる可能性がある、こういう判断をして、政府としてはアメリカに軍隊の派遣を要請すると同時に、アラブ同盟軍のサウジアラビアへの派兵を要請した、こういう一応の国連決議が起こる前の緊急事態に対応する姿がそこにあったと私は認識をして帰ってまいりました。