1956-04-11 第24回国会 衆議院 文教委員会 第28号
○清瀬国務大臣 あなたのお問いの真意を少しとりかねましたが、アユのことなら新聞に書いてあっても教えてよろしい、赤い旗のことは教えるな、そういうことを言うのは、ここに書いてある届出させるという趣意と少し違っているのです。ここでは、大てい新聞にも新聞の性格がありますから、こういう新聞ならよろしいくらいなことになるのじゃないかと思っているのです。将来での内容を、どうして教育委員会だって予見できますか。
○清瀬国務大臣 あなたのお問いの真意を少しとりかねましたが、アユのことなら新聞に書いてあっても教えてよろしい、赤い旗のことは教えるな、そういうことを言うのは、ここに書いてある届出させるという趣意と少し違っているのです。ここでは、大てい新聞にも新聞の性格がありますから、こういう新聞ならよろしいくらいなことになるのじゃないかと思っているのです。将来での内容を、どうして教育委員会だって予見できますか。
私が聞いておりますのは、五月一日なら一日という日をとって、同じ五月一日にいたしましても、あしたはアユの解禁だというので、どこか五月一日に解禁になるところもあるはずなんです。
また島根県のことで恐縮なんですが、例の江川のある発電の工事がやられたために、御承知の通りにあの大きな中国の江川の沿岸においてアユとか何とか淡水漁業に従事してる漁民、七千名くらいおるでしょうか、アユの生産高は相当なものですが、これによって自分の生活を立てておった人がたくさんある。ところがそれがせきをとめられたため、全然アユが上ってこなくなって重大なる生活上の脅威を受けておるわけです。
○岡三郎君 私は、まあ新聞紙上で拝見しているのだから、真偽はどうか知らぬけれども、とにかく予算編成の一応決着がついたら、まあアユ解禁のように、首相を解禁したということで、やれやれということで、喜んでおったということがちょっと出ておった。そうなるというと、健康も健康ですが、首相はやはり、最終的に予算編成の段階においては、健康がある程度まで回復しておったのじゃないかというふうに見受けられる。
漁業権の補償につきましては、発電所下流の漁民は下りアユを漁獲することによって生活いたしておるのでありますから、堰堤築造の結果漁業の損害を予想いたしまして、交渉の際強くその補償を要求いたしておったのでありますが、起業者並びに県は、魚は上へ上っていけばいずれは必ずおりてくるだろう、従って二、三年の経過を見て相談をしようということで、一応起業者と地元の協同組合との間に昭和二十八年の十一月下旬に仮契約ができたわけであります
今申し上げたように、三年も四年もそういうふうにほとんど全滅的な打撃を受けた、しかも放流したところのアユがそういう破滅的な打撃を受けておるのにもかかわらず、いまだに水産庁としては一回も調査もされておらない、従って対策が立つはずがないのです。そういうことはやはり水産庁としては怠慢じゃない、かと思うのです。これは一つ今おっしゃったようなことで早急に御措置を願いたいのです。
私直接関係しておる新潟県の阿賀川の問題にはっきり現われたのでありますが、農林省がよく指導されまして、漁業協同組合が結成され、最近数年間にわたってアユ、あるいはサケの放流等には相当な予算を計上して、育成に努めておるわけです。
養殖業について申しますと、戦争中から戦後にかけまして飼料の不足によりまして経営が非常に困難になりまして、一般の大衆的なコイであるとか、フナであるとかそういうものの養殖はだんだんその数量が、生産量が減少いたしまして、もっぱらマスであるとか、アユであるとか、ウナギであるとか高級品の養殖業に変っております。金額としましては相当の額に上るのでありますけれども、その生産量は非常に少くなってきている。
あるいはアユの放流が時期的におくれたというようなことも聞いておりますが、いろいろおくれておりまするのは、そのような点について慎重に判断をいたしまして、最も適切な補償をいたしたいということで、関係者一同苦心をいたしております。その関係上なかなか早急に結論が出ずに今日に至っております。もはやこの段階にまで参りましたので、早急に結論を出さざるを得ないことになっております。また出し得ると考えております。
そこで「やな」で漁獲したアユを計量してみると、昨年は平均一番上流の鷺石という「やな」がありますが、そこでつかまえたのが平均三十匁という大きさに成長している。ところがこれを本年の九月の十五日に同じ「やな」で漁獲した現物によりますと、平均大体十七匁ということであります。ですから、昨年の約半量程度しか成長していない。これが一番最上流部における状況であります。
それがためにこの利根川の藤原地区以下の流域におきましては長い間アユあるいはマスあるいはウグイ等の養殖をはかりまして採卵放流をする、あるいは稚魚の放流をするということによりまして、魚族を増殖し、これによってこの河川沿岸の業者が生活を営んで参ったのでありますが、この工事のために汚濁された水が非常に濃厚な濁りのために、これらの水産物が非常に減少して、あるいはまた発育が阻害されて、ちっともふとらない。
御承知のようにアユのごとき魚族は濁った川にはすまないのであります。そうしてその飼料として岩藻類等のコケをとっておるのでありますが、それらのものが泥でおおわれるというとえさも何もなくなってしまう。またマスにしましても濁った川に従来棲息はしないはずであります。
この水域に対しましてアユの放流をやったりあるいはマスの放流をしたり、あるいは人工孵化放流をしたりというようなことをやっておるようでありますが、かような水面に対しましては、水産の法規の上から保護水域といったようなものが設けられている場合が多いのでありますが、この水面に対しましてはさような措置がなされておるかどうか、水産庁の関係の方にお伺いいたします。
○委員長(江田三郎君) ちょっと委員の方から御発言がないようですから、私が質問しておきますが、この問題と関連して最近各地を回ってみますというと、内海の淡水魚が非常に減っている、特にアユの漁獲などは今年は非常に減っているので、どうも農薬の関係ではないか、こういうことが言われている、特にドリン系統が、エンドリンとかそういうものはてきめんに被害があると、こういうことがいろいろ言われるのですが、もしそういう
現在内水面に対する水産庁の考え方といたしましては、アユを除きましたものにつきましては種苗の供給を確保するという形におきまして種苗の、いわゆる養魚池でございますが、養魚池の助成をいたしておりまして、直接には稲田養鯉につきましての助成その他の措置はとっておりません。ただ種苗を確保するためのいろいろの措置に対しましてはこれを助成して参りたい、かような形で進めております。
○委員長(江田三郎君) それでアユのことはこれはわかりませんけれども、少くともエンドリンあたりのドリン系統が顕著な被害を来たすということだけは大体私どもが現地で見ても間違いないのじゃないかと思うのですが、そういう点、改良局の方ではお考えになっておりませんか。何か対策ございますか。
ところで卵を生んだものが、たとえばアユのごときはそういう所で卵を生むというと、それが孵化すると、海に下って、春先に上って来る。その産卵場をひっかき回すことになりますと、繁殖上非常に不利になる。従って私は先般来水産庁にそのお尋ねをしたのであるが、水産庁はどういうものであるか、一向大した影響はない、こういうことを言っておられる。私は非常にこれは不可解であると思う。
実例といたしましてもたとえば福井県あたりでは、アユの産卵期に区域をきめて採取の禁止をやっておりますし、滋賀県でもシジミ保護のためやはり採取の禁止をやっております。
○青山正一君 今の秋山委員の質問に関連して御質問申し上げたいと思いますが、たとえばあなた方が召し上っているところのサケとかマスとかというものは、産卵場所は河川である、あるいは今召し上っているところのアユもそうなんです。そういった点に、いわゆる現在の砂利採取というやつが非常に影響があるわけなんであります。
サケにいたしましても、マスにいたしましても、あるいはアユにいたしましても、ウナギにいたしましても、平素海にいる魚がある時期に川を遡上するこれによって成り立っておる漁業でございますから、この河川の口に施設するということは、事の大小にかかわらず、非常な御注意を要する、かように考える次第でございますから、その点を一つお含みを願いたいと思うのであります。
内水面は放流事業といたしまして、アユ、コイ、フナ等の稚魚を確保するためのいわゆる養魚池の補助、これは三項目になっておりますが、昨年度よりも減っておるわけでございます。一方、浅海増殖につきましては、特に魚礁設置、これは各方面から相当希望もございますし、その効果もございますので、本年度はこれに重点を置きまして予算を幾分ふやしておるわけでございます。
○前谷政府委員 放流事業の中では二つございまして、小アユを県が買いまして、それを放流するのに対して補助するのが放流の方でございます。そのほかの淡水魚につきましては、種を取る施設つまり養魚池になりますが、この施設に対する補助費。アユだけは種を取るわけにいかないものですから、それでその稚魚を放流するということにしております。