1997-04-22 第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
ところが、アメリカの議会が、これはアメリカ輸銀にとって余りにも過剰な負担になるというので、かの輸出信用アレンジメントというものを国際的に強要して、そしてOECD諸国全部巻き込んで、いわば国際カルテルをつくって抑えてしまった、こういう事例があるわけです。 ある意味では、先進国の都合で、その発展途上国にとって大変メリットのあるグローバルな成長 システムというものが毀損される可能性もある。
ところが、アメリカの議会が、これはアメリカ輸銀にとって余りにも過剰な負担になるというので、かの輸出信用アレンジメントというものを国際的に強要して、そしてOECD諸国全部巻き込んで、いわば国際カルテルをつくって抑えてしまった、こういう事例があるわけです。 ある意味では、先進国の都合で、その発展途上国にとって大変メリットのあるグローバルな成長 システムというものが毀損される可能性もある。
これは今年五月でございますけれども、中国での三峡ダムの建設に対して、希少動物などの生態系の保護が確保されない、二番目には水質の維持、さらに三番目には強制移住させられる現地の住民のことなどありまして、アメリカ輸銀は中国の三峡ダム建設に対して融資の見送りをしたということを言っております。
ただいま御質問の、私ども、それとアメリカの輸出入銀行との間の協調融資を中心とした協力でございますが、それぞれの、米輸銀あるいは私ども独自に引き受けの適否について判断をいたしますし、それから特に、その国の、相手国のカントリー情報などにつきましてアメリカ輸銀から非常に適切な情報をもらえるというところもございますものですから、そういうことを踏まえまして実際の引き受けに当たっては、返済の確実性というのを十分押
ですから、これはいままでの大蔵省の答弁とは逆に、アメリカ輸銀の融資は受けられない可能性が現実に出ておったと、こういった事実があったんじゃないでしょうか。
間もなく四十九年のエアバス導入——四十八年から買わなきゃいかぬですから、そこで、不安になってきて、アメリカ輸銀にかわる資金手当ての要請をすることになった。そしてやはり運輸省に働きかけたんでしょう。こういった事情は本当に全然ないんでしょうか。
「日本にドルが多くなりアメリカはドルが少なくなるということで、そのEXIM」これはアメリカ輸銀ですね。「EXIM借款を切ろうという動きが大分前からございました。」と、こう証言をしております。こういった事実はあったでしょうか。これは局長でも輸銀総裁でも結構です。
むしろ従来方式で貸す予定であったんではないかと思いますけれども、これはもっぱらわが国の方の事情から従来方式でのアメリカ輸銀等によるアメリカ側からの金融を受けておったのでは、わが国の外貨準備の活用には全然ならないわけでございます。
○小林(政)委員 大変おくれてからアメリカ輸銀に戻しているわけですよね。これは具体的な当初の見込みですね、ドル減らしだ、外貨準備をもっとアメリカに協力をしていくのだという形で減らしていくということでつくった制度が、わずかの間にこういう事態が起こってきた。
これはアメリカ輸銀から借りられなかったからということではないのだということでございますけれども、もしそうであるとするなら、アメリカ輸銀の融資の条件とか、あるいはまた融資方法あるいは詳細な明細といいますか、こういったものを明らかにしたアメリカ輸銀の業務方法書や細則など必要な資料をひとつ取り寄せていただきたいと私は思うのです。
○小林(政)委員 そうしますと、その当時、その時期にアメリカ輸銀の融資を受けた、アメリカ輸銀の融資がついた、そういう設備輸入というものはどんな状況だったか、御存じでしょうか。
○政府委員(旦弘昌君) お尋ねは、設備の輸銀に対しますアメリカ輸銀の融資の実績であろうと思いますが、四十七年以降現在までに融資契約べースで十九件、金額で四億四百万ドルになっております。主な品目は、原子力発電プラント、それから航空機の輸入等でございます。
そして航空機製造会社、ここがやはり十何%か持っていて、あるいはまた市中銀行は四一%、これがいままでのアメリカ輸銀の貸し付けの平均といいますか、こういう状況が出てくるのです。私はこういう点から考えて、今回八割全額を、しかも安い金利で、一般の市中の金利に比べたって輸銀の金利というのは安いのですから、こういうことをなぜこの時期にやってまで優遇をしなければならなかったのだろうか。
特にアメリカ輸銀のものを入れた場合にどの程度の格差になるかというようなことについては、検討いたしておりません。
○政府委員(佐橋滋君) 御承知のように、アメリカから輸銀の借款で入れますものは、工作機械、プレス機械、鋳造機械といったようなものに限定したいと考えておりますが、アメリカのものは比較的国内のものに比べまして値段が高いわけでありまして、ただいま先生の御指摘のアメリカ輸銀の借款分と、これをどういうふうにかみ合わせるかということにつきましては、各業種別にできるだけバランスをとって貸付を実施したいと、こういうふうに
このほかに、後ほど御説明をいたします中小企業金融公庫におきまして、やはり特定機械向けに三十億程度のワクを用意をいたしておりますし、さらに先ほど大臣からの説明にもございましたように、アメリカ輸銀から、さらにこの特定機械向けを中心として資金の借り入れをし得るような仕組みになっております。結局最終的に特定機械向けに総合計で百五十億程度の資金を用意をしておるということに相なります。