2021-03-22 第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
二〇一二年、当時の米海軍大学のトシ・ヨシハラは、これらの戦略を解説するものとして「アメリカ流非対称戦争」を公表しました。
二〇一二年、当時の米海軍大学のトシ・ヨシハラは、これらの戦略を解説するものとして「アメリカ流非対称戦争」を公表しました。
また、「アメリカ流非対称戦争」など数々の米軍戦略論文から、奪還すべき離島とは、尖閣などではなく、沖縄本島や奄美大島、宮古、石垣、与那国などの南西諸島が想定されていることは明らかです。 米国のエアシーバトル構想やオフショアコントロール戦略では、第一列島線を防壁にして、中国軍の海洋進出、西太平洋進出を抑止するために、日本列島、特に南西諸島を戦場として米中が限定戦争を行うことが想定されています。
当時、米国海軍大学教授であったトシ・ヨシハラによる二〇一二年の論文「アメリカ流非対称戦争」には、琉球列島は、黄海、東シナ海から太平洋に出るためのシーレーンを扼するように立ちはだかっている、中国海軍は、台湾の東海岸に脅威を与え、米軍に対処するためには、琉球諸島間の狭隘な海峡を通り抜けざるを得ない、このような、狭小な、外見はささいな日本固有の島嶼をめぐる争いは、通峡、通峡阻止をめぐる戦いでは紛争の前哨戦
このことは四月十三日の委員会で配付した「アメリカ流非対称戦争」でも、琉球諸島海域を適切にカバーするように誘導弾部隊を配備することにより、東シナ海の多くの部分を中国水上艦隊部隊にとって行動不能海域とすることができると記述され、機動可能な発射装置は分散配備と夜間移動あるいは隠蔽により敵の攻撃を回避できる、トンネル、強化掩体ごう、偽装弾薬集積所、おとりの配置により、誘導弾部隊を識別し、目標指示、破壊しようとする
その資料をお手元に、「アメリカ流非対称戦争」とかということでやっております。 それは何かというと、基本的に米中戦争を核戦争にエスカレートさせない、あるいは全面戦争にエスカレートさせないために、この南西諸島において制限戦争を限定して実現をしていく、そのことによって言わば中国を引かせるという戦略でありますが、それがいわゆる今、日本が取り組んでいる戦略であろうと、こういうふうに理解をしております。