1991-02-21 第120回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
さらにはまた昨年のガット閣僚会議を見てみましても、世界の家族農家が総団結という状況でもってガットに押しかけているというような状況もありましたし、そしてまた、そうした世界の家族農家のアメリカ政府提案反対運動とともに、世界の環境団体等々がこれを支持するといったような新たな動きなども生まれてきておるわけでございます。
さらにはまた昨年のガット閣僚会議を見てみましても、世界の家族農家が総団結という状況でもってガットに押しかけているというような状況もありましたし、そしてまた、そうした世界の家族農家のアメリカ政府提案反対運動とともに、世界の環境団体等々がこれを支持するといったような新たな動きなども生まれてきておるわけでございます。
八月にヤイターさんが日本に来られて、アメリカ政府提案についていろいろ説明をされている。ところが、何もそれは新提案ではなくて、昨年の九月にアメリカ政府が提案したものを繰り返し述べただけにすぎないんですね。事もあろうに朝日新聞たるものがそれを新提案と思い込んで社説の中でまで書いておる、こういう間違った報道もあったわけであります。
まして、日本や発展途上国の基礎的食糧生産は、アメリカ政府提案が通りますというと、生産が破壊されていくということになっていくのではないだろうか。 こうして見てみますと、アメリカ政府の提案というのは世界の食糧問題解決という視点がなくて、世界の食糧問題解決に逆行するような提案になっているのではないかと思うがどうなのか、いかがでしょう。
そして消費者団体、市民運動グループの皆さんはアメリカ政府提案についての反対運動が強い。アメリカの市民運動団体から英文のものの情報を入れて、それを翻訳しながらああなんじゃないかこうなんじゃないかという議論を今し始めているというような状況なのであります。 この国際的標準化問題というのは、日本は世界最大の輸入国でありますから、それだけにそのあり方いかんによって受ける影響は大きいのであります。