1950-12-01 第9回国会 参議院 外務委員会 第1号
御承知の通り第七國会におきまして、日本政府在外事務所設置法が成立いたしまして、先ずアメリカ國内、ニユーヨーク、サンフランシスコ、ロスアンゼルス、ホノルル、シアトルの五カ所に在外事務所が設置いたされましたが、その後同法第二条第二項に基きます日本政府在外事務所増置令によりまして、今年の十月、ストツクホルム、パリ、リオデジヤネイロ、サンパウロ、カラチ、ニユーデリー、カルカツタ、ポンペイ、ブラツセル、モンテヴイデオ
御承知の通り第七國会におきまして、日本政府在外事務所設置法が成立いたしまして、先ずアメリカ國内、ニユーヨーク、サンフランシスコ、ロスアンゼルス、ホノルル、シアトルの五カ所に在外事務所が設置いたされましたが、その後同法第二条第二項に基きます日本政府在外事務所増置令によりまして、今年の十月、ストツクホルム、パリ、リオデジヤネイロ、サンパウロ、カラチ、ニユーデリー、カルカツタ、ポンペイ、ブラツセル、モンテヴイデオ
現在日本がアメリカからの好意によりまして、即ちアメリカ國民一人当り八千円の税負担によつて主食の輸入を得まして、二合七勺を確保いたしておりまする今日、且つは九原則によるところの経済自立のためには、主食の増産と同時にこれが確保は最も大きな基礎的な條件であるということを考え併せまして、九原則の指示と同時にこの指令が発せられたことにつきましては、最も時宜に適したものとして私はここに満腔の賛意を表する次第であります
これだけの犠牲を拂い、これだけの國民の負担をして日本に食糧をやつておるにも拘わらず、秩序を紊すような米の動きがあり、而も傳えられるごとく、或いは現に連合軍も目に余る程見ておるのでありますが、そういうふうなことでありますが、そういうふうなことであつては甚だアメリカ國民の好意に対しても日本といたしましては申訳がないのであります。それで若しそういう余裕があるならば起過供支をして貰う。
御案内の通りに当時の状況を考えてみますると、欧州の二十二箇國が非常な食糧の窮乏に当面したときに、世界には食糧の救済委員会が設けられて、しかもトルーマンはアメリカ國民に向つて、われわれアメリカ人は三千カロリーの食糧を攝取しておるけれども、欧州ではいまだに千カロリーの食糧を攝取することのできない國もたくさんあるのである。イギリスは二千七百カロリーを二千四百カロリーの攝取量に軽減した。
然る以上、アメリカ國民の厚意に酬いるためにも、この用途というものは嚴正なものでなければならない。勿論國会議員として、國民の代表といたしまして、政府がこれを使う場合において、十分我々も國民の要望を入れて、而もアメリカの厚意に酬いるような用途に、いわゆる日本の眞の再建のために使われることを希望するわけです。
○中村正雄君 ちよつと、御報告申上げておきますが、この前の運営委員会で第一回、第二回の報告は申上げておりますが、実は議員をアメリカ國会視察のために派遣する件につきまして、一昨日第三回の打合せをウイリアムス氏とやつたことにつきまして、一應御報告申上げておきます。
くどくど申すのも重復しますので、簡單に申し上げますが、今水産委員会において、補給金の不要論がかりにも一端から出るようなことがありましたならば、これは魚價問題から、すべての点に非常に複雑なところの御苦労をなさらなければならないということを思うときに、補給金を何ゆえにと申しますれば、今、田口委員が十分に説明申し上げましたが、大体関係方面におきましても了としてくれるのではないかと思うのは、アメリカが、あのアメリカ國
かてて加えてまだ講和條約の前途が非常に長いという折柄、この二月に來朝せられました米國のロイヤル陸軍長官のアメリカ國防に関する意見の発表がありました。それが世界に波紋をかもしたのでありますが、それによりまして、いろいろ世界の新聞や雑誌等において、私どもが拾い読みをしてもいろいろなことが傳えられております。その中に日本はいずれの國においても占領ということはしないだろう。
それが経済九原則の線に沿つて行くとすれば、これをはつきりして、アメリカ國民の納税者にも、また日本國民の方にも、これだけのものがあるのだということを明示すべきだという意見がありましたので、それに從つたのであります。
私は昨日の決議が、政府提案とせずして、議会が提案せられたということは、アメリカ國民に対して、ことに民主政治の國民に対して、非常にいい感じを與えたものと確信いたします。
同時に民主主義をたつとび、権利を尊重し、義務を完全に履行するというアメリカ國民の心理から行きまして、この決議をアメリカ人が、はたして民自党の諸君が考えられたような取り方をするかどうか。私は正当なる権利を放棄する人は、義務をも怠るものであるという心理が、アメリカ民衆の中に植えつけられますならば、日本の將來の発展上まことに障害があると思うのであります。特にこの権利の放棄は義務の放棄に附随して参ります。
(「その通り」と呼ぶ者あり)我々は今委員長の説明の中にあつた言葉を借りるならば、極く僅かのものを請求しようとすることによつて偉大なアメリカ國民の感情を害するであろうというふうな言葉があつたように記憶しますが、我々はアメリカの民主的人民がかくのごときものとは考えないのであります。
はいいわけなんですが、実はこの前村上さんからの報告がありましたように、ここ一週間か十日の中に大体人数を決めない限りは……問題は旅費なんですが、結局アメリカに行くまでは問題はないので、向うの旅費という面に今まで支障があつたので、ウイリアムス氏の話では、両院議長からホイツトニー氏、マツカーサー元帥に特に墾請をして貰いたい、そのためには人員なり時期とか具体的なことについて決めて交渉しなければいけない、アメリカ國
で特に現在の國会は特別の事項がなければ、六月末で会期を終了する筈であるから、從つて四月中くらいに議員の代表者がアメリカを視察するということが決まつて、五月に出かけて六月のアメリカ國会を見るということになれば、そのときが了度國会が動く時期である。こういう意見もありました。
かように考えてみまするときに、まずわが國の政治に最も大なる影響を持つところのアメリカの政治、これにつきまして、私は國民を代表して、國会におきまして、國会議員の中から幾人かずつアメリカに派遣いたしまして、まずわが國民の名において、アメリカの指導に対してアメリカ國民に感謝の意を表すべきであろうと思うのであります。
而もそれをカヴァーするものはアメリカ國民の嫌がる税金を以てカヴァーしているのだ。かような状態においては、ここに爲替の單一レートを決定するにしても、これの維持が困難である。又外資導入を期して待つべきではない。先ず第一に通貨の安定をやり、財政の健全なる均衡に邁進をして、安定第一主義で進まなければならんということを強調したのであります。そこで非常に構想が変つて参りました。
アメリカ國においても、ソ連國においても、その今日の強力な姿は、基礎産業たる農業の確立、農業不安のなきことが、しからしめているのであります。
第二には、アメリカ國内に厖大な、豊富な資源があつた。この二つの條件があつたがために、アメリカが植民地の境遇でありながら、今日のような独立した。繁栄した資本主義國になつて來ている。ところが、今日の日本には、今言つた二つの條件は全然ありません。
國際連合に参加しておる諸國は、先日発表された國際人権宣言を採択しておる立場よりいたしましても、これに対して賛成することは断じてできないでありましようし、(「人権宣言を知つているか」と呼ぶ者あり)アメリカにおきましても、トルーマン大統領の再選によつてタフト・ハートレー法廃止必至の情勢下、アメリカ國民の輿論は決してこのような法件には賛成しないと思うのであります。
かてて加えて連合軍の民間通信局の方へも参りまして、アメリカ國から來られております郵政電氣通信の権威者の御意見もとくと承りましたわけでありますが、過般降旗大臣も言われましたごとくに、過般の大戰爭において日本の通信あるいは郵政関係が、この通りに全滅に近い状態になつているのだが、どうしても文化國家として世界の水準に到達を一刻も早くするのには、相当な犠牲覚悟の上で二省に分割いたし、そうしてこういう新しい機構