1971-12-07 第67回国会 参議院 大蔵委員会 第6号
これがアメリカ国際収支の大幅な赤字の最大の原因なんです。
これがアメリカ国際収支の大幅な赤字の最大の原因なんです。
現に、ホワイトハウス当局は、十月十五日の記者会見で「アメリカ繊維衣服産業の現状」と題するパンフレットを配布、その説明文の中で、品目別のアメリカ国際収支として繊維以外のものも取り上げ、たとえば国際収支の赤字は、合繊製品十三億六千五百万ドルに対し、鉄鋼十五億ドル、自動車二十億ドル、家電製品十六億ドルといったぐあいに数字を並べ立てているのは、問題が繊維だけではないことを示しているとしか思えません。
しかも、アメリカ国際収支は今後も均衡を得ることはできないであろうし、その上、すでに生じている過剰ドルの金交換にも対処しなくてはならないのであります。そのしりぬぐいとしてSDR創設をアメリカは必要としているのであります。われわれ社会党は、アメリカのこうしたアメリカ自身の政策の失敗、しかもベトナム侵略戦争のしりぬぐいには反対であります。
それからアメリカ国際収支の見通しについて。 第三は、アメリカ国際収支政策と日本のドル防衛協力。特に、この点につきましては、インドネシア援助、それからリファイナンスの問題、これを具体的に伺っておきます。 それから第四番目には、SDRの問題自体、流動性の過剰か不足かという問題がずいぶん議論されましたが、これを結論的に聞いておきます。
しかし、それをやめるためには、アメリカ国際収支の赤字を絶滅する、あるいは積極的に黒字にして外国の手持ちのドル債権を減らしたらどうなるかというと、ドルの信用を回復はするかもしれないけれども、世界経済の成長をまかなうに足りるだけの流動性を喪失してしまう。考え方としてはこういうことで私は出てきたと思うのです。
しかし反面、御指摘のとおり、たとえば公定歩合を上げる、またさらに金融政策を強化するということになれば、金利が上がってくるという問題、あるいは財政政策の活用によって歳出の削減をやる、あるいは増税による購買力の吸収をやるというふうになれば、アメリカ経済がスローダウンを来たす、これが一面ではアメリカ国際収支のために必要でありますが、それが世界経済にもだんだん波及してくるという意味で、一面非常にいい面と、一面日本経済
三十五億ドル以上の昨年のアメリカ国際収支の赤字のうち、ベトナム戦争に原因する赤字が十五億ドルだといいます。戦争をやめさえすれば、アメリカの国際収支はたちどころに改善されるわけであります。戦争を続けたままのドル防衛への日本の協力は、国際通貨体制安定のための協力ではなくて、実はベトナム戦争政策への協力にほかなりません。
したがいまして、アメリカ国際収支の対策をなぜとらざるを得なかったかという淵源は、実はやはりヨーロッパのほうのプレッシャーが非常に強かったということが一つあろうかと思います。したがいまして、それについてアメリカも同意して、それでは自分のところは国際収支を強力に立て直すという決意をしたわけです。
○柏木説明員 いま武藤委員からお話がありました数字は、おそらく外資導入の認可ベースの数字かと思いますが、それによりますと、ただいままでのところ昭和三十九年度で五億九千四百万ドルになっておりますが、昭和四十年度の数字がどうなりますかという点につきましては、目下のところ例のアメリカ国際収支対策によりまして、利子平衡税をバンクローンに適用する等の新情勢も出ておりますので、的確に予想することは困難でございますが