1998-06-05 第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第13号
さらに加えて、これだけの軌道変更というものを行います前には、例えば太陽電池パドルというのが本当に七回にもわたって収納し開くことができるだろうか、現実に、若田さんが回収しましたSFUのあのときには回収に失敗をしているわけでございまして、そういったことが本当にできるだろうかとか、それから、「きく六号」のときにアポジエンジンというものが本当にふぐあいを起こしたわけでございますが、それが七回にもわたって正確
さらに加えて、これだけの軌道変更というものを行います前には、例えば太陽電池パドルというのが本当に七回にもわたって収納し開くことができるだろうか、現実に、若田さんが回収しましたSFUのあのときには回収に失敗をしているわけでございまして、そういったことが本当にできるだろうかとか、それから、「きく六号」のときにアポジエンジンというものが本当にふぐあいを起こしたわけでございますが、それが七回にもわたって正確
ちょっと振り返ってみますと、九四年八月の「きく六号」が軌道変更用アポジエンジンの事故で静止軌道への投入を断念することになったということで、これはかつてこの委員会でも参考人の方にも来ていただいて議論をしたことがありました。
○吉井委員 ですから、今、個々の衛星につい丁も伺ったのですが、私もこれ自身を整理してみましてよくわかったのですが、アポジエンジンは石川島播磨、これを別にして、衛星本体については、本体も制御も、電源、通信、観測、放送、これらが三菱電機とNECと東芝の三社体制なのですね。HⅡロケットで大体一機約二百億円、衛星で一機三百五十億から四百三十億の製作費や開発費が投ぜられているわけです。
少しややこしくなってもいけませんからもう一遍言いますと、衛星本体と太陽電池等の電源系と制御系と放送部門、観測機器、通信部門、そしてアポジエンジン、これらはそれぞれどこが請け負って仕事をしたのか、これも伺いたいと思います。
それでまず、科学技術といえば、宇宙開発なんかのメガサイエンスはもちろんでございますけれども、アポジエンジンの故障できく六号が失敗いたしましたり、あるいは最近もHYFLEXの回収不能等いろいろございましたけれども、技術が進歩していく上にはある程度の失敗というふうなことは避けて通れないことではないかというふうに思っております。
例えば一昨年の技術試験衛星竹型、きく六号、これはアポジエンジンのミス、それから昨年のHYFLEX、これの海没事故、これは縄が切れるという、これも考えられないようなミス、そして今回のこの温度計のさや管のミス、いずれもみんなが注目をしているところではないささいなところのミス、こういうふうに感じます。
○説明員(加藤康宏君) きく六号でございますけれども、御承知のように、昨年の八月に打ち上げられまして、アポジエンジンが故障いたしまして静止軌道には投入できずに現在楕円軌道を周回中でございますが、その後いろんな実験をしております。
○山野参考人 これは、軍事用のものは当然従来から公表されていませんので、全容を把握しておるわけではございませんが、これまでに公表されている資料によって調べた結果によりますと、アポジエンジンのふぐあいによって静止軌道に乗れなかった人工衛星と申しますのは、今回の私どものきく六号を含めて十四個ございます。
○前田参考人 それでは私から、このETS-Ⅵの特別調査委員会の中のアポジエンジン分科会を中心にいたしまして、今回の不具合を究明いたしましたところをまず簡単に御説明をいたしまして、その後でただいまの御質問の教訓の方にも触れたいと思います。
○吉井委員 私は、昨年八月二十八日のきく六号が衛星のアポジエンジンの故障で静止軌道に入れなかったという問題で、九月十四日、特別調査委員会がつくられて、きょう来ていただいております前田先生が座長を務めていただいて、また分科会の主査も務めていただいて、十一回の分科会で検討されたということを伺っております。
まず経緯でございますが、昨年八月二十八日、宇宙開発事業団が種子島宇宙センターからHⅡロケット試験機二号機により打ち上げました技術試験衛星Ⅵ型きく六号につきましては、ロケットから無事分離されたものの、衛星のアポジエンジンが故障いたしまして予定した静止軌道に投入することができず、楕円軌道を周回中でございます。
まず経緯でございますが、昨年八月二十八日、宇宙開発事業団がHⅡロケット試験機二号機により打ち上げました技術試験衛星きく六号につきましては、ロケットから無事分離されたものの、衛星のアポジエンジンが故障して十分な出力が出ず、予定した静止軌道に投入することができなくなっておりまして、現在楕円軌道を周回中でございます。
ただ、御案内のように、この一部であります二液式アポジエンジン、これにつきましては失敗をいたしましたので、現在、宇宙開発事業団と宇宙開発委員会におきまして原因の調査を進めさせていただいているところでございます。
それから、打ち上げましてアポジエンジンを吹かす直前でございますが、太陽電池パドルを太陽の方に向けます太陽センサーというのがございますが、太陽センサーと地上との通信のやりとりに際しまして、一部コンピューターのソフトが人為ミスと申しますかそういう点がございまして、うまく通信のやりとりができなかったという点がございます。
○河本三郎君 それで局長、今御答弁いただいたんですが、今回のふぐあいの原因がアポジエンジンの二液式の調整弁のふぐあいだと、故障だと。これ以外にも何か原因究明をされているんですか。 私ごとで恐縮なんですが、友達同士で話をしておりますと、二液式の調整弁が悪いということを発表されておる以外にも何かふぐあいがあるのかということも聞いておるんですけれども、わかる範囲でお答えをいただきたいと思います。
このきく六号はロケットから無事分離されたものの、静止軌道に投入するためのアポジエンジンにふぐあいが発生したため、静止軌道への投入ができず、現在、衛星自体は正常に機能しているものの、楕円軌道を周回しております。 こうした事態を踏まえ、私が委員長を務めております宇宙開発委員会では特別調査委員会を設置し、原因究明と今後の対策等について調査審議を進めており、その結果を年内にも取りまとめる予定です。
アポジエンジン自体が作動しなくて静止軌道がうまくいかずに、軌道を一生懸命変えているうちに今度はバンアレン帯を通ってしまった。
このきく六号はロケットから無事分離されたものの、静止軌道に投入するためのアポジエンジンにふぐあいが発生したため、静止軌道への投入ができず、現在、衛星自体は正常に機能しているものの、楕円軌道を周回しております。 こうした事態を踏まえ、私が委員長を務めております宇宙開発委員会では特別調査委員会を設置し、原因究明と今後の対策等について調査審議を進めており、その結果を年内にも取りまとめる予定です。