1993-04-12 第126回国会 衆議院 決算委員会 第5号
この工事費の積算について検査いたしましたところ、鋼材の使用重量については、設計図書において、タンクの底面を底板とアニュラ板で一重とすることとなっているのに、誤って、底板及びアニュラ板の二重構造であるとし、数量を重複して計算していたり、鋼材の単価については、積算参考資料に実勢価格が示されていたのに、高炉メーカーの公表販売価格を採用していたり、鉄骨工の労務単価については、海上幕僚監部から単価が通知されていたのに
この工事費の積算について検査いたしましたところ、鋼材の使用重量については、設計図書において、タンクの底面を底板とアニュラ板で一重とすることとなっているのに、誤って、底板及びアニュラ板の二重構造であるとし、数量を重複して計算していたり、鋼材の単価については、積算参考資料に実勢価格が示されていたのに、高炉メーカーの公表販売価格を採用していたり、鉄骨工の労務単価については、海上幕僚監部から単価が通知されていたのに
この工事の積算について検査いたしましたところ、鋼材の使用重量については設計図書においてはタンクの底面を底板とアニュラ板で一重とすることになっておりました。誤って底板及びアニュラ板の二重構造であるとして数量を重複して計算しておりました。
しかしながら、大きく分けまして、地震によるタンクの挙動というものが次第に明らかになりまして、踊り現象と申し上げましょうか、一定の液面の高さによるタンクの垂直方向への流動と関連いたしまして、タンクの側板が上下運動をするということ、及びその側板あるいはタンクの液を支えております底板、特に側板の下にありますアニュラ板の側板側の近傍付近ではアップリフトの現象、すなわち片持ち上がりという専門的な言葉になりますけれども
これは調べてみたら、消防庁の調査でも、その他学者の調査でも一つ大きな問題は、底板、特に側板との継ぎ目のアニュラ板、これに腐食が起こっていた。厚さ八ミリだったものが四・三ないし四・七ミリ、半分以上も腐食が進んでいた。このタンクはいわゆるコンビナート防災法の適用以前のタンクです。このタンクができたのは、まだ六年ぐらいですよ。