1961-05-12 第38回国会 衆議院 内閣委員会 第34号
問題は、その先輩を優遇しておいて国家社会に貢献した現在の人も優遇する、こういう形にしないで、やめて何十年もした後にはとんでもない低い年金になるのだという形をとられたのでは筋が通らないと思うので、その特別の措置——現職のべース・アップごとに退職者全部とは言いませんでも、ある程度それにかけられるような措置がされておらなければいかぬと思う。
問題は、その先輩を優遇しておいて国家社会に貢献した現在の人も優遇する、こういう形にしないで、やめて何十年もした後にはとんでもない低い年金になるのだという形をとられたのでは筋が通らないと思うので、その特別の措置——現職のべース・アップごとに退職者全部とは言いませんでも、ある程度それにかけられるような措置がされておらなければいかぬと思う。
○五鬼上最高裁判所説明員 司法修習生の給与は、裁判官の報酬に関する法律の前の法律、裁判官の報酬等の応急措置に関する法律というのがございますが、その法律が廃止になるときに、ただし悪きがございまして、司法修習生の受ける給与についてはなお従前の例によるというので、ルールによってずっとベース・アップごとに改正いたしております。
そういうものが重なって参っておるのでありまして、ごく最近をみますると、そうむちゃにやっている県は私は多くないと思っておりますが、過去の一等最初にちょっと給与で何したのが非常にベース・アップごとに重なってきたと私どもは考えております。それに人数の問題が一つあるわけです。人数が非常にしぼって単価を高くしておるところと、人間をたくさん置いてベースはそう上げないのと、二つあります。
これでは下級公務員が、ペース・アップごとに生活が苦しくなると訴えているのも、全く無理のない話であります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)このような収奪政策によつて、労働者のみならず全国民大衆の生活は、目下極度に破壊されております。一千万と言われる失業者、半失業者は、減税には何ら関係もなく、物価はうなぎ上りに上り、それで雀の涙ほどの日当が殖えても、生活はますます苦しくなるばかりであります。
これはベース・アップごとに却つて労働者の生活が苦しくなるのは当然であります。我々はこのような欺瞞に富んだ予算措置に絶対反対し、一千億の隠匿した再軍備費をやめてこれを公務員の給与改善、社会保障、教育文化等に廻すことを要求するものであります。向井蔵相の責任ある答弁を私は要求するものであります。 農漁民の問題について見ましても、このたびの米価値上げで農民は満足していないのであります。