2010-05-27 第174回国会 参議院 環境委員会 第12号
これによりますと、チッソのアセトアルデヒド製造工程での水銀を含んだ工場排水が停止された一九六八年以降も新生児のへその緒の水銀値が高いと、こういう調査でありました。今回の特措法に基づく救済の疫学の要件としては、このチッソの排水が停止された六八年に懐胎したということも考慮に置いて、原則六九年の十一月までに出生したと、これを一応の救済対象者としているわけですね。
これによりますと、チッソのアセトアルデヒド製造工程での水銀を含んだ工場排水が停止された一九六八年以降も新生児のへその緒の水銀値が高いと、こういう調査でありました。今回の特措法に基づく救済の疫学の要件としては、このチッソの排水が停止された六八年に懐胎したということも考慮に置いて、原則六九年の十一月までに出生したと、これを一応の救済対象者としているわけですね。
当時、チッソ水俣工場での水銀の使用量、損失量をチッソから報告を受け、アセトアルデヒド製造工程や塩化ビニールモノマー工程で多量の水銀を使用し、排水に有機水銀が含まれていることを通産省は確認をしていたのじゃなかったのでしょうか。私は、正直にあの当時のことを言わなかったら、反省の上にこれができたということにならぬと思うのですが、これはどうですか。
これは、アセトアルデヒド製造工程の排水に有機水銀が含まれている疑いがあるから全国調査をやった、そうではなかったのですか。これはいかがですか。
○寺前委員 私は、裁判に出ている問題ですから、それは言わざるを得ないのだろうと思うのですが、五九年七月二十二日に熊大の研究班が有機水銀説を公表した同じ時期の七月二十一日、チッソの工場内部では、附属病院の細川博士がアセトアルデヒド製造工程の排水を基礎食とまぜて猫に与えるという問題がありました。
また、新潟水俣病は、昭和電工鹿瀬工場アセトアルデヒド製造工程で副生されたメチル水銀化合物を含む排水が中毒発生の基盤と、これは科学技術庁が公害病として公式認定をされているわけでございます。 この政府見解があるのですけれども、通産省がそういうふうにおっしゃるのが私にはどうしても納得がいかないのでございます。
水俣病の病像 以上認定した事実によれば、水俣病とは、被告工場におけるアセトアルデヒド製造工程内で生成された有機水銀が工場廃水に含まれて排出され、水俣湾の魚介類を汚染し、右汚染された有機水銀を保有する魚介類を摂取したことにより惹起された中毒性の中枢神経系疾患であるが、右疾患のどの範囲までを水俣病として捉えるかについて検討するに、前判示の如く、有機水銀による魚介類等の汚染が広範囲かつ長年月にわたっており
先般の公聴会の席でもお話がありましたが、水銀をかつて使いましたのはアセチレン水和法アセトアルデヒド製造工程、それからアセチレン法塩化ビニールモノマーの製造工程、それから第三番目が水銀法の電解ソーダ工業であります。
熊本の例もあるから、アセトアルデヒド製造工程から出るメチル水銀というものは危険なものであるということを、これはしかも秘密文書で出しておる。私の手元にありますけれども。 〔委員長退席、櫻内委員長代理着席〕 しかし、報告もしてこないし、除濁装置もつけていないし、何らの措置もやっていないけれども何も言わないのは、一体どういうことなんです。
それからさらに、これは昭和電工鹿瀬工場で、「アセトアルデヒド製造工程中に副生されたメチル水銀化合物が工場排水によって阿賀野川に流入し、アセトアルデヒドの生産量の年々の増加に比例してその汚染量も増し、」その川魚に蓄積されたものを沿岸住民がとってこれを食べることによって「人体内に移行蓄積し、その結果発症するにいたったものと診断する。」こういう結論でございますね。そのとおりでよろしゅうございますか。
すなわち、その汚染源は阿賀野川上流鹿瀬地区にある昭和電工鹿瀬工場で汚染機序はアセトアルデヒド製造工程中に副生されたメチル水銀化合物が工場排水によって阿賀野川に流入し、アセトアルデヒドの生産量の年々の増加に比例してその汚染量も増し、それが阿賀野川の川魚の体内に蓄積され、その川魚を一部沿岸住民が捕獲摂食を繰り返すことによってメチル水銀化合物が人体内に移行蓄積し、その結果発症するにいたったものと診断する。
あるいはまた、東京工大の清浦教授は、アミン説であるといって、これをアセトアルデヒド製造工程から出るメチル水銀によるものであるということを否定いたしました。しかし、これはイギリスへ行ってもその意見を発表したのでありますけれども、あとでそれを取り消しております。そして熊本大学で発表したところの論文集を肯定しております。これは本委員会においていつか確認をされたはずであります。
この点はあとで問題になりまして、当時日本窒素、いまはチッソといっているわけですが、チッソの会社が、自分のほうのアセトアルデヒド製造工程から起こる廃液によるものではないという主張を繰り返しておったけれども、そうした事実から、ついに三十四年の八月五日に有機水銀説に対する反論がくずれて、そうして浄化装置その他の措置をするに至ったわけです。新しい施設を講じまして以来は患者が発生しておらないじゃないか。
それからもう一つ、社会党の調査団が現地に参りまして、少なくとも、アセトアルデヒド製造工程の中におけるそのパイプの太さと配管図を出してこいということを、本委員会の委員のメンバーである板川正吾君が正式に会社に要求し、通産省にも要求した。出してきておりません。 こういう重要な点と、もう一つ、できればぞうきんの出庫。
○石田(宥)委員 私がこういうことをやかましく申し上げるのは、すでに熊本県の水俣事件で、もうアセトアルデヒド製造工程から出るメチル水銀というものが水銀中毒を起こしている事実にかんがみて、通産省と厚生省から、同じような工程を持つ工場に対しては、それぞれ除濁装置等の施設をやるべしという通達を出しておきながら、その報告も受けなければ、監督監査もしておらない、こういう事実の上にこの問題は起こっておるから、私
で、斉藤氏は昭和十年十月同工場に入社、昭和三十八年回工場を退職したが、三十年近くも同工場のアセトアルデヒド製造工程で無機水銀を扱っていた工員であるが、退職時には組長であったと、こういうわけであります。同工場は昭和十一年から無機水銀を使い始めたが、斉藤氏は昭和十二、三年ごろから無機水銀の中毒症の症状が出始めたと言っておる、こういうことが一つであります。
その中で明らかに「昭和電工鹿瀬工場で、汚染機序は、アセトアルデヒド製造工程中に副生されたメチル水銀が工場排水によって阿賀野川に流入し、アセトアルデヒドの生産量の年々の増加に正比例してその汚染量も増し、それが阿賀野川の川魚の体内に蓄積され、それを一部沿岸住民が捕獲、摂食を繰り返すことによってメチル水銀が人体内に移行蓄積し、その結果発祥するに至ったものと考える。」こういうふうに結論が出ておるわけです。
すなわち、この汚染源は、阿賀野川上流鹿瀬地区にある昭和電工鹿瀬工場で、汚染機序は、アセトアルデヒド製造工程中に副生されたメチル水銀が工場排水によって阿賀野川に流入し、アセトアルデヒドの生産量の年々の増加に正比例してその汚染量も増し、それが阿賀野川の川魚の体内に蓄積され、それを一部沿岸住民が補獲、摂食を繰り返すことによってメチル水銀が人体内に移行蓄積し、その結果発祥するに至ったものと考える。」
アセトアルデヒド製造工程から必ず出る、そうしてこういう被害を受けておるのに、何らの措置をとっておらないということに対する政府の責任です。これが一つ。 もう一つは、農林大臣がおりませんから水産庁長官でやむを得ませんけれども、先ほども触れましたように、昭和電工の排水口から六十キロに及ぶ阿賀野川が、いまは死の川になっておる。死の川です。
調べてみますと、阿賀野川は指定水域に入ってないようでありますし、もう一つ、水質二法の中には、特に規制を受ける特定施設というものがありますけれども、その中には、この水銀を使うアセトアルデヒド製造工程の施設というものが入っておるのかどうか、この辺をひとつお答え願いたい。