1966-09-12 第52回国会 参議院 建設委員会 閉会後第1号
これはアスワン・ダムの例を見てもわかるとおり、諸外国においてもそれを行なっております。私が申し上げたいと思っていることをあなたが先に言ってしまったから、これは非常にいいと思いますけれども、どうかひとつその姿勢で公共事業を行なっていただきたいと思うんです。
これはアスワン・ダムの例を見てもわかるとおり、諸外国においてもそれを行なっております。私が申し上げたいと思っていることをあなたが先に言ってしまったから、これは非常にいいと思いますけれども、どうかひとつその姿勢で公共事業を行なっていただきたいと思うんです。
ちょうどアスワン・ダムをやろうかどうかという問題になりましたときなので、その水を計画的に利用してという話しになったのでありますが、われわれの方は、ナイル川の水を利用することによって思うとおりに水のために恩恵を受けている、いわゆる母なる川ナイルといわれているのはそういうわけだ、日本は雨が多くて右往左往しているようだけれども、雨が多くてもだめ、われわれはしあわせだ、こういう言葉を聞いたのであります。
原材料は非常に多いお隣の中国の工業五カ年計画、アメリカが、かつてやったテネシー・ヴァレーのようなもの、アマゾン開発、今ナセルがやっておるアスワン・ダムの計画とか、特に南方の諸国もみな原材料は持っておるのですが、これが工業化ということに対してはなかなか大へんなことであります。
その大臣がユネスコで演説をした中に、エジプトのあのアスワン・ダムの大工事のためにアブ・シンバル神殿のような世界人類の共有財産的な性質のものが埋没してしまうのだから、その保護の責任は当事国のみならず人数全体がこれを負うべきものであるという趣旨の演説をして、各国の代表者から非常な共鳴を受けた。
○荒木国務大臣 日本の古典文化についてのそういう国際的評価を、山中さんと一緒に多とするものでございますが、アンコール・ワットや、あるいはアスワン・ダムの工事によってのヌビアの遺蹟の保護、これにも日本が協力しておるわけでありますが、それと同じレベルにおいて価値判断をしてもらったことはありがたいようなものの、危機に瀕したというようなことは、カンボジアとかアフリカのごときところではあり得るかもしれないが、
○宮地(茂)政府委員 ただいまの山中先生のお話でございますが、ユネスコの方でこうした文化財を取り上げました事例の大きいものは、御承知のように、エジプト、スーダンのところのアスワン・ダム建設に伴いましてのヌビア遺跡、これをユネスコが取り上げたのが大きい問題であろうと思います。
有名なアスワン・ダムの問題でナセル大統領がソ連の方に少しなびいたということになると、たちまちダムの世銀がその他の借款が中止された。そのために、かの大統領はスエズ接収という大きな政治的な手に出たわけなのでございます。そういう中で、最近なども、フルシチョフ首相がインドやインドネシアに行きますと、世界銀行の方は、これまた。パキスタン、インドを調査している。
その情勢のまま年が明けまして、一九五六年になりましたが、ちょうどそのころ第一のこの情勢を反映した事件として現われましたのが一九五六年、おととしでありますが、おととしの英米それから世界銀行によるエジプトのハイ・アスワン・ダムの援助申し入れ撤回ということになって現われてきたわけであります。
おったんですが、その後、国鉄が南方のものに対して入札参加をするとか、それから電源開発、アスワン・ダムの建設をやりたいとか、日本とベトナム……、日本とフィリピンとの賠償に対してダムの建設を、電源開発をやりたいという話が出て参りましたし、こういうものはただしておかなければならない問題でありますから、やって悪いという規定はなくても、できればそういうことを明確にする方がいいと考えましたが、先ほど申し上げた通
そこで、アスワン・ダムの計画が日本に提示されまして、借款の申し入れがありましたときには、一応これの条件等あたりを十分参酌いたしませんと、そくざにイエス、ノーということは、これは申されぬと思うのであります。
承わりますと、エジプトの方でもアスワン・ダムの建設その他で非常に大きな資金が必要となってきて、これまた日本に対しまして相当額の円借款等を申し入れてきておるようでありますが、先ほどの政務次官の御答弁のような趣旨で参りますと、東南アジアの今日の外貨不足、しかも国内建設は忙しく、資金がない、こういうことを見ましたときに、これらの小国から次々に日本に対する借款の申し入れ等が出てくると思います。
エジプトにつきましては、エジプトのアスワン・ダムの開発、あるいはそれに伴いまする開拓事業等に関連しましての日本側の援助の要請が、あることはあるのであります。
○国務大臣(藤山愛一郎君) 昨年の秋に、エジプトからアスワン・ダム関係の建設に関して、日本の技術的ないろいろの実力、実績等を見に来る調査団が来られたことは、御承知の通りであります。それらの調査団が日本に来ました結果、日本のダム建設の工事その他が非常に優秀な技術である。自分たちは、かつてこれほど優秀な技術を持っているとは知らなかった。
○岸国務大臣 中曽根君がナセル大統領と会談をいたした際に、アスワン・ダムの建設についての協力の問題が両者の間に話があったということであります。別に私からその用件を中曽根君に特に命じてこの交渉に当ったわけではないのでありまして、中曽根君が中曽根君の意見としてナセル大統領の意見を聞き、また日本としてそれに対する協力ができるであろうということを申した、かように承知しております。
○菊池委員 最近エジプトから日本に対しましてアスワン・ダムの建設に技術その他の援助を求めているのでありますが、中曽根君がこの折衝に当ったということであります。これは総理の意を体して中曽根君が折衝に当ったのでありますかどうでありますか、その辺の事情をお聞かせ願いたい。
(拍手) ここで、私どもは、世界銀行の運営の最近の動向を示す一例として指摘しなければならないのは、エジプトのアスワン・ダムに対する貸付問題でございます。これに関する協定の詳細な内容は秘密で、まだ公表されておりませんから、伝えられたところの概要で見る以外にございませんけれども、それでも注目すべき点があります。
この世界銀行の融資の仕方においても、たとえば日本に対する融資の場合とエジプトのアスワン・ダムに対する融資の場合とを考えてみますと、いろいろそこに違う面が現われるような傾向が出てきておる。
昨日の朝日新聞によって外電を通じて見ても、エジプトのナセル総理大臣は、アスワン・ダムの問題については、現在のところはアメリカ、イギリスと交渉しているのだけれども、アメリカ、イギリスの条件がそろわないのなら、これはいつでもやめてソビエトに切りかえますよと言っている。これはもっともな話だと思います。
一つの例を申しますと、今問題になっておりますエジプトのアスワン・ダムの開発でありますが、あれは英米両国が世界銀行を通じまして、あれを中心にして大体十二億ドルの資金をあそこへ投資をして、そうしてアスワン・ダムを完成してエジプトのあれをやる、こういうふうになっておる。そうするとアスワン・ダムだけでも十二億ドルの金が要る。
○法眼政府委員 これは経済に関係してくる問題でありますので私は詳しいことは言う地位にもございませんけれども、アスワン・ダムの問題につきましては各国は相当確定的に援助の限度をきめておるわけであります。かようなところに新しく進出するということについては相当困難があるのではないか。なかんずく現地で働いている技師その他につきましては、イギリス系の者が非常に多いという実情でございます。