2014-06-11 第186回国会 衆議院 法務委員会 第23号
そもそも、では、その解釈に至った経緯なんですけれども、条約交渉の過程において、本条約の対象として、隠れ家、虚偽の書類、武器弾薬、致死装置または武器もしくは弾薬に関する訓練等の物質的支援を対象とすべきとの意見もありましたが、各国から本条約の対象が広がり過ぎることへの反対意見が相次いで出された結果、物質的支援に係る規定は削除された、そういう、交渉経緯の中でもアジト等は含まれないという議論があったということであります
そもそも、では、その解釈に至った経緯なんですけれども、条約交渉の過程において、本条約の対象として、隠れ家、虚偽の書類、武器弾薬、致死装置または武器もしくは弾薬に関する訓練等の物質的支援を対象とすべきとの意見もありましたが、各国から本条約の対象が広がり過ぎることへの反対意見が相次いで出された結果、物質的支援に係る規定は削除された、そういう、交渉経緯の中でもアジト等は含まれないという議論があったということであります
最近では、革マル派の非公然部門が対立する団体や個人などに対しまして住居侵入だとか窃盗、電話盗聴等の違法行為を組織的に引き起こしておるなどの事実が平成十年に摘発いたしました豊玉アジト等から判明しておるわけでございます。
全体といたしまして、昨年から本年にかけましてそのような非公然の活動家二十三名を検挙いたしておりますし、またアジト等につきましては十一カ所を摘発しておるわけです。
御指摘のように、非常に広範な範囲の中で、どこにしかけておるかということも全くわからぬようなむずかしさがございますが、しかしながら、警察力を総動員いたしまして、彼らのアジト等をできるだけ探って、そうして未然に防ぐ。さらに、事件の起こりました場合には、早期に検挙するということが基本的な対策だと思いますが、今回も、全国に手配をいたしまして、彼らのあらゆる行動を監視いたしました。
そのためにその周辺におると思われる者等につきましては徹底した尾行等もやり、いろいろ努力しておったわけでありますが、ただ彼らのほうも非常に警戒心が強うございますし、それからアジト等も非常に転々と変える、連絡場所等も非常に巧妙な方法をとるということで、全部の活動状態を把握するというようなことは、残念ながらなかなかできておりません。