1968-04-22 第58回国会 衆議院 決算委員会 第10号
これはとてもアジア自身が、日本が一生懸命でやるといっても、あるいは西欧といっても遠いですからね、どうしても私は——アジア太平洋圏構想というゆえんは、アジアというものがこれからも世界の国際的な問題というものの中心舞台ですよね、これが一番不安定なんですから、ベトナム戦争が終わったからといってアジアが安定するという保証はない、そういうので、アジアの安定は世界の安定に通ずる、そういうことでアジアの開発というものを
これはとてもアジア自身が、日本が一生懸命でやるといっても、あるいは西欧といっても遠いですからね、どうしても私は——アジア太平洋圏構想というゆえんは、アジアというものがこれからも世界の国際的な問題というものの中心舞台ですよね、これが一番不安定なんですから、ベトナム戦争が終わったからといってアジアが安定するという保証はない、そういうので、アジアの安定は世界の安定に通ずる、そういうことでアジアの開発というものを
たとえばいまおっしゃったようなASPACとかベトナム参戦国会議、あるいはアジア太平洋圏構想というのを外務大臣は持っていらっしゃるわけですね。そういうふうな構想なり、それからさらにまたタイの外相が東南アジア連合というようなものの構想も持っておられるわけですね。そういういろいろなものがあるわけですけれども、そういうふうなものに対して外務大臣はどういうふうな気持ちを持っておられるかをまず伺いたい。
アジア太平洋圏構想にいたしましても、せっかくあなたは構想を持っていらっしゃるわけですから、決算委員会におきましてはそのことに触れませんが、一面から言えば、先ほど来あなたがお答えになったような、そういうブロック経済的なもの、国際性というものを強く持って、そういう方向に進んでいくという面からすると、また矛盾を感じる向きもなしとしない。
そこで、外務大臣が、いわゆるアジア太平洋圏構想、いわゆる三木構想なるものを実は発表された。このことが、私がお尋ねをしようと考えていますところの経済協力あるいは技術協力との関係がございますので、一応考え方を伺ってみたいと思うのですが、大臣が提唱されておるところのこのアジア太平洋圏構想というものに対しましては、アメリカが非常な強い関心を示しておるということも伝えられておる。
そこで、アジア太平洋圏構想という中におけるアメリカの果たす役割りが、これまた大きいことは間違いない。そのことで、いわゆるアメリカの経済支配というものが非常に強くなってくるのだという警戒というか、不満が出ていることは事実なんですが、その点に対してはどのように考えておられますか。
むしろ、やはりそれそれの役割りを果たして、そうしてその役割りがみなそれぞれ、私の言っているアジア・太平洋圏構想というもののみなそれぞれの役割りを果たしていくのではないかと、そういうことです。だから、それを一ぺんに御破算にして別の機構というのをその段階で考えるのは適当でないと私は思っています。
○羽生三七君 他にまだ御発言もあるようですから、簡単にいたしますが、いまの私の質問に関連して、ASPACで自由な政治討議なんかが行なわれないで一定の結論を出さぬにしても、韓国等が中心になって、三木構想のアジア・太平洋圏構想というものの母体にASPACを利用しょうというようなことの起こる危険はないかどうか。
三木さんはこのアジア太平洋圏構想を推進するためには、こういう問題を具体的に解決しなければ、幾らおっしゃっても、たとえばケソンの東南アジア農業開発会議でも、フィリピンの代表はどう言っておるでしょうか。なるほどこういう会議によって東南アジアが発展するのは望ましいことであるが、わしらは先進国からものを売り込まれて、あくまでも市場としてとどまるようなことには満足できぬのだ、こう言っておるのであります。
○堂森委員 私は実は三木外務大臣に、昨年の暮れ就任されまして以来、アジア太平洋圏構想というものに非常な情熱を傾けておられますので、この点に関して質問を申し上げたい、こう思って準備をしておりましたが、中近東の問題がこうして焦眉の国際的問題となってまいりましたので、そのほうに時間をとられまして、もうほとんど十数分くらいしかないようでありますので、大綱についてお尋ねをしたい、こう思うわけであります。
やはりソ連からそういった曲解を受けるということはアジア太平洋圏構想そのものが、共産圏を特に意識しているというような問題、あるいはベトナム問題等、数多く問題があると思います。また、今度の核防条約につきましても、草案ができてから産業界に示す、学術会議に示すということは、もはや手おくれではないかとさえ思えるのでございます。なかなか変えられるものではないと思います。
そのように考えるとまことに喜びにたえないのでありますが、そこで三木外交の唱えるいわゆるアジア太平洋圏構想というものはいかなるものであるか、この外務委員会を通じて明らかにしていただきたいと思うのが第一点であります。参議院等におきましても、このことについて外務大臣は言及なさったそうでありますが、あらためてひとつ衆議院の外務委員会で明らかにしていただきたいと思います。
以上の質疑のほか、文化、スポーツ交流、青少年交流、ユニバーシアード大会の問題、東南アジア閣僚会議、アジア太平洋圏構想、沖繩の船舶旗と返還問題、竹島返還交渉、核拡散防止条約等の問題が取り上げられました。
過般豪州の外務大臣が来たときにも、アジア・太平洋圏構想――私予算の代表質問で少しお伺いしましたが、そういう意欲的な考え方を述べられると同時に、具体的な両外務大臣のお話しのあとの発表を見ますと、アジア・太平洋地域閣僚会議の問題にも触れられて、もう少し、経済問題からさらに政治的な問題あるいは学術、文化、そういうものまで領域を広げて話し合うようにしたいということに対して、オーストラリアの外務大臣も、それはけっこうではないかという