1999-03-23 第145回国会 衆議院 商工委員会 第8号
というのは、なぜこれを聞くかといいますと、先ほど他の委員の方の質問にもあったのですが、アジア向けなどの国外分の不良債権ですね、邦銀のアジア向け債権は大体十六兆ぐらいに上るわけですが、報道によれば、日本の都市銀行の協調融資プロジェクトは次々と見直しを余儀なくされてきております。
というのは、なぜこれを聞くかといいますと、先ほど他の委員の方の質問にもあったのですが、アジア向けなどの国外分の不良債権ですね、邦銀のアジア向け債権は大体十六兆ぐらいに上るわけですが、報道によれば、日本の都市銀行の協調融資プロジェクトは次々と見直しを余儀なくされてきております。
第二に、国際協力銀行に、日本政府のアジア支援策である三百億ドルの新宮澤構想の実行部隊の中核を担わせ、外国の抱える巨額の不良債権の公的資金による処理を支援したり、我が国都市銀行などのアジア向け債権の回収と撤退に伴うツケを肩がわりする業務を行わせることは、大銀行を救済してモラルハザードを助長し、こうした問題に一切責任のない日本国民に間接的にその負担をかぶせるものであり、容認することはできません。
どうも、アジア向け債権の劣化といいましょうか不良化というのは、国民にはほとんど見えていません。先ほど私が申し上げましたように、マクロ的には、日本のここ数年、つまりバブル崩壊後の不良債権化よりもはるかにひどいはずであります。これは、対GDP比を見れば一目瞭然の話であります。ところが、そこは全く見えていない。
検査では海外向けの債権についても検査しておりますので、そうした形でのヒヤリングをやりますと、我が国の金融機関のアジア向け債権につきましては原則として為替リスクをヘッジしております。
○日野政府委員 御指摘のありましたアジア向け債権については、私どもの現在の検査では重点事項の一つとしております。 また、それぞれの引き当て率がいかほどかにつきましては、公認会計士とそれぞれの当該金融機関との間で決められておりますことでございますので、一概には申し上げられません。いろいろございます。区々でございます。
私もアジア向け債権について注視していかなければならないということは申し上げてきたわけでございますが、現実にアジア向けの貸し出しを主要行で見ますと、約一割が政府等の公的部門への貸し出し、二割強が金融機関向け貸し出し、約三割が日系企業向けの貸し出し、これを合わせますと六割ぐらいになるわけです。
邦銀のアジア向け債権の残高は約二千七百億ドル、約三十五兆円にも達しようとしておりますが、これらの融資や投資が焦げつき、金融システス不安が再燃することが心配されますが、どのような見通しを持っているのでしょうか。 また、アジアの通貨危機に対して我が国はどのように対応していくのか、総理の御見解を伺いたいと思います。
邦銀のアジア向け債権は総資産の約三%程度でありまして、また、信用リスク等に配慮した融資を行っていることを踏まえますと、今般のアジアの問題が邦銀の経営に直ちに重大な影響を与えたり、金融システム不安の再燃につながるとは現時点考えておりません。 また、アジア通貨危機に対する我が国の対応についてもお尋ねがございました。 我が国は、これまでも世界最大規模の約四百二十億ドルの支援を行っております。
○松永国務大臣 国際決済銀行の国際与信統計によると、去年六月末における我が国金融機関のアジア向け債権の残高は約二千七百億ドル、日本円で約三兆円というふうになっております。これは全国の銀行の総資産残高の約三%ということであります。 これらの債権が不良債権となる可能性につきましては、一概に申し上げることは困難であります。
不良債権の総額につきましては、今国会におきましても新たなる視点からの数字をお示ししたところでございますが、アジア向けの債権として特記してその内訳を求めておりませんのでよくわかりませんが、先生の御指摘もありますので、ちょっといろいろ聞いてみたところでは、アジア向け債権が、これは優良債権を含めての話ですが、全体で三十一兆ぐらいございまして、全国銀行ベースで総資産の三%ぐらいを占めております。
○山口政府委員 不良債権の集計をしますときには、アジア向け債権だ、ヨーロッパ向け債権だ、あるいはこれは国内の例えばゼネコン向けだというふうなとり方をちょっとしておりませんので、あくまで、先生にお答えできるとすれば、銀行からのヒアリングでの感触をお伝えするということになろうかと思います。
これらの債権が不良債権となる可能性につきましては、各国経済の状況や各債務者の個別の事情によるものでございまして、一概に申し上げることはできませんが、私ども、邦銀の主要行からヒアリングをいたしましたところ、邦銀のアジア諸国に対する貸し付けにつきましては原則為替リスクでヘッジがされている、それから邦銀のアジア向け債権のかなりの部分が日系企業ないし地場の大手優良企業等である。
しかしながら、我が国金融機関のアジア向け債権については、各金融機関とも為替リスクや信用リスクに配慮した経営を行っているものと聞いておりますが、いずれにいたしましても、アジア各国の経済動向や為替相場の変動について今後とも注意深く注視してまいります。 通貨投機の規制についてのお尋ねがございました。
国際決済銀行の国際与信統計がございまして、九六年十二月末の我が国のアジア向け債権の残高は、日本円に換算いたしまして約三十兆円ございます。これは、全国銀行の総資産の比率で申しますと、約三%になっております。 それから、どれぐらいが焦げついておるかという御質問でございますが、我が方で把握しておりますのは中長期貸付残高についてでございますが、九七年六月末現在で約一・二%ということでございます。
これらの債権の個々の状況については把握しておりませんけれども、全体として見ますと、邦銀のアジア向け債権のかなりの部分が日系企業あるいは地場の大手優良企業向けというふうに聞いておりまして、全体として不良債権化するとか非常に大きな問題になるとは考えておりません。