○加藤武徳君 只今佐々木君から、第一回のアジア競技大会へ日本代表選手団派遣に関する決議案につきまして御発言がございましたが、この決議案の発議者の一人といたしまして、簡單に模様を御報告いたしたいと思いますが、来年の三月にインドの首都のニユーデリーでここに書いてありますアジア競技大会が開催されることになつております。
アジア地域ことにフイリピンですが、このフィリピンにおける対日感情というものは、われわれの感じて参りましたところでは今日でも非常に險悪であります。従つてフィリピンとの貿易関係についても、かなりこれが支障になつておることも事実だと、私は考えておるわけであります。今後日本の輸出貿易をいたします上にとつて、この相手のフィリピンの市場というものがきわめて重要であることは言うまでもない。
一九五〇年十一月の九日から十一日までブラツセルで開かれた国際自由労連執行委員会は、アジア並びに極東代表からの報告並びに極めて新らしいこの日本の情報によつて非常に重要な問題について決議をしたのでございますが、これについて労働大臣は御存じでございましようか、どうですか、その点。
これは何と申しましてもアジア一連の国々の遅れておる問題でありまして、その遅れた非科学的な生活のうちに残つて、そこで妊娠をし、そこで育兒をし、そこで一家の人たちの生活を扱つておる女子、母性というものは、そういうふうなものを含めました生活の指導ということは、これは又予防におきましての大きな陰の面でございますが、そういうふうな面を一番各家庭に行つて使命を果しておりますのが保健婦でございますから、殊に先ほど
○大池事務総長 昨日、アジア競技大会の決議案は各派共同一致だから、劈頭にやろうこいうお話がありましたので、日程第一に載せております。これは趣旨弁明はどなたですか。
日本が原爆の基地となり、日本人軍隊がアジア大陸に侵入させられる場合、朝鮮人、中国人のみならず、帝国主義に反対し、民族の独立と自由と民主化とのために戰つている厖大なアジア諸民族の持つ日本人に対する不信と怨恨とを一層激成することは必定であります。切つても切れないアジア諸民族との関係をかくまで悪化させねばならないという事由はどこにありますか。全く不可解千万であります。
昭和二十五年十二月七日(木曜日) 議事日程 第十号 午後一時開議 第一 アジア競技大会へ日本代表団派遣に関する決議案(河野謙三君外七十七名提出)(委員会審査省略要求事件) 第二 健康保険法の一部を改正する法律案(内閣提出) 第三 鉱業法案(第八回国会内閣提出) 第四 採石法案(第八回国会内閣提出) 第五 鉱業法施行法案(内閣提出) 第六 土地調整委員会設置法案(内閣提出)
日程第一、アジア競技大会へ日本代表団派遣に関する決議案を議題といたします。提出者の趣旨弁明を許します。小西英雄君。 ————————————— 〔小西英雄君登壇〕
一九五一年三月三日から八日間、インドの首都ニユー・デリーにおいて開催される第一回アジア競技大会は、第二次世界大戰後初めてアジアの青年が交驩する絶好の機会であります。
特に日本国民としては絶対に再武装を考えないで、たとえ外国からその要求があつたとしても、これに応じないで、我々は飽くまでも憲法の精神を守り拔かなければならないということ、而もこの朝鮮動乱をめぐる非常な危機の中に立たされながらも、我々日本国民は昔言われたこのとき騒がずというあの態度を以て、特にアジアの経済復興開発と、アジア民族の生活水準引上げに寄與するということを通じて、それに並行して我が国の経済自立をば
極東の情勢が誠に緊迫いたしておりまして、最近は聞くところによりますと、四国外相会議並びにその他の仲裁が成立いたさないときは、国連軍は朝鮮から全面的に退却いたさなければならない、その曉にはマツカーサーのお話しによりますと、アジアは勿論ヨーロツパとおいても民主主義国は全面的に敗退するかも知れないと言われております。総理大臣は常に日本の安全は国連に依存すると言われております。
やはりうまく妥協ができないのは、各国が本当に世界の平和を望んでおるというのではなく、各国が肚がある、何か知らんけれども自分の国に有利な肚を持ち過ぎるところにうまく話合ができないのだろうと、こう考えるのでありますが、最近におきましても、アジアにおいては日本の軍備再建をさす、ヨーロツパにおいては西ドイツの軍備を再建させるというような声が高過ぎますので、それが中共を刺戟して、ソ連を刺戟して、遅れないうちに
○大池事務総長 アジア競技大会へ日本代表団派遣に関する決議案は、諸種の関係で延びておりましたが、一応全部了解がついたので、ぜひ本会議に上げてもらいたいという提案者の申出が、ございました。つきましては、これは各派共同提案になつておりますが、上げる時期等についてお考えおきを願いたいと思います。
○大池事務総長 それから、時間がございましたら、ただいまおきめになりました緊急質問の緊急上程、それからアジア競技大会の決議案等をお願いしたいと思います。 〔「競技大会はあした」と呼ぶ者あり〕
ただ自由と平和を守るためにおいては日本国民は協力すべきであるが、しかしその理想的な問題は別として、現実の政治的な解決としては、しかも基本的には、日本の外交の重点はアジアに置くべきである。
○山本(利)委員 この問題の論議は時間がありませんから一応控えまして、次にワシントン一月発AFP特電によりますと、マツカーサー元帥は米軍のアジアからの撤退に反対する意味のことを、トルーマン大統領に申し送つたということでありますが、これを裏返して考えてみると、アメリカには米軍をアジアから撤退せよという意見が、相当あるのではないかと思われるのであります。
しかし常にわれわれは平和的に問題が処理をされる、話合いによつて解決をされるということは、最も望ましいことではなかろうかというふうに感ずるものでありますが、アジア平和の見地から、これらの平和的外交交渉の方途について、総理大臣はこれを希望せられるやいなや、その点に関して総理大臣の見解を求めたいと思うのであります。
従つてこの状態が推移をいたしまするならば、今までは朝鮮事変はアジアの人心を深く刺激いたしておりましたが、もはやこれはアジアだけの問題ではなく、全世界の人々が、たとえばヨーロツパにおいても、またその他の半球の人々の生活にも、甚大なる影響を与える問題として登場し来つたことを意味するものであろうと思うのであります。
トルーマン大統領は翌三十日の定例記者団会見におきまして、この中共軍の北鮮介入に関しまする問題を強く取上げまして、いろいろと声明をいたしておりますることはすでに伝わつておりまするが、その中心といたしましては、アメリカは朝鮮における国連軍の使命を放棄する意図は毛頭持つておらないということ、もし中共の朝鮮侵略が成功したような場合には、共産主義の侵略はアジア、欧州にも伸びるであろう、従つて欧州に拡大することがあり
○大池事務総長 アジア競技大会へ日本代表団派遣に関する決議案は、昨日各派一致という意見がございましたが、ちよつと関係筋との交渉の点があるので、待つてくれと言つて来ております。
しかしこの問題はただ抽象的の論議の段階ではない、今日は具体的に、われわれが貿易一つとつても、実際中国やソ同盟、こういうアジアの近隣諸国とほんとうに友好関係に入り、これと自由の貿易ができるような講和であるか、あるいはこれらの国々と敵対関係に入る講和であるか、この二つのいずれがわれわれに実際に利益を與えるのであるか、このことが真剣に具体的に一つ一つの経営についても、メーカーの中でも問題になつておる。
これは何と申しましても、アジアのこういう状態あるいは日本のこういう外交的なあるいは戰争の危機というようなことが叫ばれている状態におきましては、長期の、しかもおちついた外資の導入ということは非常に私は不可能だと考える、またそういうことが当然だと私は考えるのであります。
○中曽根委員 最近アジアの外交政策を見てみますと、非常に顕著な問題は、ネール首相の外交政策であります。ネール首相は一方においては、中共に対してもかなり友好政策をとつておりますし、また同じアジア民族であるわれわれ日本に対しても、非常な友好政策をとつておりまして、日本としても非常に感謝にたえないところであります。
而も日本は一部特需資本家の一時的な一握りの利益のためにアジア人民の怨みを買い、我が国経済と脣歯輔車の関係にあり、無限に有望な大陸の市場を失うに至つたのであります。以下、私はその点を明らかにして、これに対する吉田総理の方針を質したい。
○国務大臣(吉田茂君) 朝鮮事変はアジアの諸民族を敵に廻したというお話でありますが、アジアにおける共産主義の民族に対しては敵に廻したでありましよう。(拍手)併しながら民主主義国家、民主主義を以てその国策としておる国は、ことごとく今日日本の態度を礼讃しております。
次に国際情勢について、特にアジアの動きについて首相がどのような見解を持つておられるか、お尋ねをしたいと存じます。我々は隣国朝鮮の動乱を限りなく不幸な事態と考えております。そしてそれが一日も速かに終結し、平和的な解決の方向へ向うことを心の底から希望をいたしております。特に我々の希望が許されまするならば、中国がこの問題に対して慎重な道を選んで呉れることであります。
○北澤委員 次にお伺いしたいのは、貿易の問題についてでありますが、先ほど申しましたグレイの報告によりますと、来年の中ごろには日本の国際貸借はバランスがとれる、こういうわけでありますが、戰争前の日本の貿易状態というものをよく見ておりますと、何と申しましても日本の貿易の対象になる地域は、アジア大陸、中国及び東南アジアというものが、日本の貿易のマーケツト——日本の物を買い、あるいは日本に原料を売る貿易の対象
元来朝鮮という土地は、地政学上からいつて、太平洋から満洲、シベリアに対する侵略のかけ橋でもあり、他面アジア大陸から日本列島や太平洋に侵略する順路でもあるのであります。従つて朝鮮の事態に対して最も直接関心の深い国は日本、中国及びソ連であります。
われわれは、国際正義に則つて、この動乱が一刻も早く収まり、アジア諸民族の上に恒久平和とかがやかしい繁栄がもたらされることを心から念願するものであります。 国民はよく内外の情勢を察し、いよいよ民族的自覚を高め、みずからふるいたつて祖国の再建に邁進することを望んでやみません。