1983-04-28 第98回国会 参議院 大蔵委員会 第13号
他方、わが国銀行のそれらの諸国に対する貸付残高も約五百九十億ドルに達すると見込まれているんじゃないでしょうか。こういう問題がわが国にとっても非常に深刻な影響を及ぼすことは言うまでもないと思うんです。そこで、わが国としてこの問題、つまり発展途上国の救済策についてどのような対策を大臣は会議で提言しようとしているのか、お聞かせいただきたいと思うんです。
他方、わが国銀行のそれらの諸国に対する貸付残高も約五百九十億ドルに達すると見込まれているんじゃないでしょうか。こういう問題がわが国にとっても非常に深刻な影響を及ぼすことは言うまでもないと思うんです。そこで、わが国としてこの問題、つまり発展途上国の救済策についてどのような対策を大臣は会議で提言しようとしているのか、お聞かせいただきたいと思うんです。
○大場政府委員 いまわが国銀行の一年超、中長期の貸付残高は約五百五十億ドルぐらいに達しております。これは、円建てそれからドル建ての貸し付けを含めたものでございます。で、このうちの半ばを超えるものが開発途上国向けでございます。
○柿澤委員 大蔵大臣おいでいただきましたので、この邦銀、わが国銀行の海外での活動、今後それを促進をして日本の銀行業務といいますか金融業務の海外での活動の分野を広げる、そして日本経済の国際化時代に備えるという意味での海外活動の緩和について、これは各方面から強い要望も出ておりますし、時代の趨勢として当然考えていかなければいけない問題であろうと思いますけれども、その点についての大蔵大臣のお考え、御認識をお
これらの銀行は、一応銀行法上はそれぞれ一つ一つが独立の銀行として許可されているわけでございまして、当然のことながら、日本の銀行を中心とする日本の金融制度にのっとって営業をすることになっておりますし、また、それを承知の上で日本に進出してきているわけでございますけれども、しかしながら、金融というのは本来すぐれてインターナショナルなものでございますから、したがって、外国銀行のわが国における活動が、わが国銀行
預金や保険会社のいわゆる保険、こういうものはいわゆる物価スライドをする、すなわち、物価が上がっただけ上積みしていくという、このスライド制をとってはどうかと私は考えるのでありますが、特にわが国銀行の元締めである日本銀行の総裁として、いかがでございましょうか。
その過程におきまして、四十三年から四十五年の三カ年間におけるわが国銀行、商社に寄せられましたバイヤーズクレジットの要請件数というものをつかんだわけでございますが、その間八十九件、二十億五千万ドルというふうな要請の実情でございます。従来、これらの件につきましては、バイヤーズクレジットがございません関係でほとんどが実現を見てない。
便宜上、これを銀行に対する直接的な影響と間接的な影響とに分けて考えてみますと、直接的な影響とは、外国銀行のわが国への進出、わが国銀行の株式の取得、すなわち、外資によるわが国銀行支配という問題などであり、一方、間接的な影響とは、金融市場への外資の流入が銀行へどうはね返るかという問題、それがまた金融政策にどう影響するかという問題などでございますが、当面、特に私どもが関心を持ちますのは、外資の産業界への進出
かように見て参りますと、いかにわが国銀行預金の階層がいわゆる大衆化しておるかが察せられますとともに、十万円の限度がいかに低いものであるかも御了解願えると思うのであります。 一面またこのように申し上げますと、しからば現在十万円までの限度を三十万なり五十万円まで引き上げたらよいではないかという御議論もあろうかと存じますが、百万円を越す個人預金というのは、口数、金額においてきわめて少いのであります。
それから外国銀行と外国商社の問題でありますが、輸出入の両面におきまして、わが国商社は自由競争に遭遇する上に、資金の豊富なる外国銀行がわが国に進出して参りまして、わが国銀行は外国銀行と角逐しなければならない。