1983-04-26 第98回国会 衆議院 商工委員会 第12号
○田中(誠)政府委員 若干経緯を御説明申し上げますが、先ほど大臣から申し上げましたとおり、わが国といたしましては、自由貿易秩序の維持によりまして、世界経済、またわが国経済自身にとってもプラスになるという基本認識を持っているところでございます。
○田中(誠)政府委員 若干経緯を御説明申し上げますが、先ほど大臣から申し上げましたとおり、わが国といたしましては、自由貿易秩序の維持によりまして、世界経済、またわが国経済自身にとってもプラスになるという基本認識を持っているところでございます。
この間にありましてわが国は、先ほどから御議論にございますように、わが国経済自身にも国内多々問題のある分野を抱えていることは当然でございますけれども、全体としては、ただいま大蔵大臣御指摘のとおり、貿易立国以外にわが国の生存の道はないという鉄則のもとに積極的にまいるというのが年来の立場でございましたけれども、今週火曜日、ロング・ガット事務局長の日本に対する協力要請に対しまして、福田総理大臣からは全く同感
私ども依存というこのことばじり自身をとるわけじゃありませんし、また確かにこういう実態から申せば、アメリカに依存しているという経済もある、かように私は思いますが、わが国経済自身は、アメリカだけにたよる、こういうことで運営されておるわけではありません。いずれの国とも貿易を拡大していこう、そういう意味で各方面にわれわれの経済陣も活動しておる。
ところで、わが国経済自身の持つ弱さというものが、ただいま申し上げるような一連の国際競争力というものにたえ得るかどうか、こういう観点についての問題としては、私どもは国内において幾多の施策等を推進していかなければならない。企業の体育改善も必要であるし、あるいは金利の面についても国際金利にさや寄せさせる。いろいろの政策を樹立させて参るわけであります。
後進国に対する協力のわが国の役目も果たして参りますが、同時に、わが国経済自身の持つ弱点というものに対しても、自由化された暁においてはどういう影響を受けるかということについて、十分の検討を遂げて、その用意をしなければならないものだ、かように実は考えております。御意見の通りに、後段については私どもも同じ所感を持っておるということを申し上げておきます。