1973-06-21 第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第30号
今回の法律改正案で過去の標準報酬の再評価並びに将来にわたっての給付のスライド制の導入がはかられておりますことは、わが国社会保険史上まさに画期的なことであり、まことに喜ばしいことだと思います。
今回の法律改正案で過去の標準報酬の再評価並びに将来にわたっての給付のスライド制の導入がはかられておりますことは、わが国社会保険史上まさに画期的なことであり、まことに喜ばしいことだと思います。
過去の標準報酬の再評価及び自動的物価スライド制を導入することは、わが国社会保険史上画期的なことである。年金保険の財政方式は、積み立て方式が数理的に見てごく自然である。今回の改正案が実現すれば、質的に新たな制度に飛躍し、年金保険として名実ともに信頼できるものとなるので、一日も早く成立させてほしい旨の意見がありました。
すなわち、保険料率の引き上げ、初診、入院時における患者負担の倍増、ことに薬剤費の一部負担という新制度がこれでございまして、いかなる弁解をせられましょうとも、これはわが国社会保険制度の後退を意味する以外の何ものでもないのであります。(拍手) 言うまでもなく、健康保険制度は、わが国国民の健康と生命を守るきわめて重要な柱でございます。
公務員の共済組合制度は、公務員及びその扶養家族の生活安定のため寄与するところが多くまたわが国、社会保険制度推進に果す役割は、きわめて大きいのであります。しかしながら、本制度には、なお改善を要すべき点があり、また、最近の経済情勢の推移に伴い、これが是正を要する点も多いのであります。
(拍手)かくのごとく、社会保険の後退をもたらす健保改正案の強行によってこの保険医総辞退が行われ、わが国社会保険の危機が招来されていることは明らかでございます。この場合において、総理の責任を重んじられた御答弁は、悪法案の撤回であり、二割国庫負担を実現して、社会保障の前進をもたらす社会党案への同調でなければならないと信ずるわけでございまするが、総理の御所信はいかがでございましょうか。
健康保険制度は、昭和二年実施以来わが国社会保険の中核として、労働者の生活に不可決の制度として親しまれ、その制度内容も逐年充実を重ねてきておりますが、昭和二十八年度の末に至りまして相次く医療費の増嵩が収入を上回り、特に昨年に入って以来保険経済はきわめて困難な事態に立ち至ったのであります。
申し上げるまでもなく健康保険等の諸制度はまことに長い歴史と伝統を有し、実にわが国社会保険制度の根幹と言うべきであります。しかも現行健康保険の保険料率は、世界的にもきわめて高率なものであり、これ以上引き上げる余地はなかろうと思います。この際保険給付費については相当程度の国庫負担をすべき旨を明らかにし、あわせて補助率についても、これを引き上げる必要があろうと信じます。
健康保険制度は、昭和二年実施以来、わが国社会保険の中核として、労働者の生活に不可欠の制度として親しまれ、その制度内容も逐年充実を重ねてきておりますが、昭和二十八年度の末に至りまして、相次ぐ医療費の増高が収入を上回り、特に昨年に入って以来、保険経済はきわめて困難な事態に立ち至ったのであります。
健康保険制度は、昭和二年実施以来、わが国社会保険の中核として、労働者の生活に不可欠の制度として親しまれ、その制度内容も逐年充実を重ねてきておるのでありますが、昭和二十八年の末に至りまして、相次ぐ医療費の増高が収入を上回り、昨年度に入りまして以来、保険経済はきわめて困難なる事態に立ち至ったのであります。
○国務大臣(川崎秀二君) お尋ねの国民健康保険は、健康保険と並んでわが国社会保険の二大支柱をなすものであることは御承知の通りであります。ことに将来の社会保障行政の中核体と申しまするか、社会保険の中において占めてくる比重の大きさから申しますると、むしろ健康保険よりも国民健康保険に将来性を託していかなくちゃならぬというふうに私は考えておるものであります。
ゼネヴアで開かれた第三十五回国際労働総会が採択した社会保障の最低基準に関する条約は、世界の主要各国政府、使用者、労働者の各代表が社会保障についての現代的観念から、保護を受けるものの範囲、保護される事故、受給資格条件、給付率、給付の内容などに関する国際的基準を示すものとして、わが国もこれを批准する道義的責任があり、また対外的にいかに重要な意義と影響を有するかはいうまでもないところであつて、現行のわが国社会保険制度