1974-04-23 第72回国会 参議院 農林水産委員会 第17号
で、わが国捕鯨をめぐる国際環境がそういうふうに非常にきびしいのでありますから、これに対して——この捕鯨に携わる漁民は五万と言われております。その五万に対する家族その他も生計を捕鯨によって立てておるということを十分私どもは知らなければならない。現に行なわれている捕鯨の、鯨をとるなという禁止運動には科学的な根拠がないように私は聞いておる。
で、わが国捕鯨をめぐる国際環境がそういうふうに非常にきびしいのでありますから、これに対して——この捕鯨に携わる漁民は五万と言われております。その五万に対する家族その他も生計を捕鯨によって立てておるということを十分私どもは知らなければならない。現に行なわれている捕鯨の、鯨をとるなという禁止運動には科学的な根拠がないように私は聞いておる。
六船団もの漁業船が雄飛して、世界のバターの必要量の約一割五分の原料をわが国捕鯨業がこれを獲得して提供している。そういうすばらしい貢献を平和産業にしているにもかかわらず、海洋学に対する系統的なものを持たないために、国際的の発言権というものが必ずしも強くはなっていない。
なお一万九千トン型の鯨工船を改装中で、近く最新式装置がなり、就航の予定でありまして、わが国捕鯨漁業界におきましては、その優秀な活動力を大いに期待しております。次に年間生産能力を申し上げますと、新造六万二千トン、修繕四十六万二千トンでありまして、わが国造船業界で屈指の地位を占めているのであります。