1967-07-14 第55回国会 衆議院 文教委員会 第21号 加うるに、政府は近い将来に対してのわが国学術振興の具体的ビジョンを示すことなく、ただこの法案の成立が学術振興の唯一の道であるがごとき印象を与えつつこの採決を急がれることは、ますます疑いの念を深くするものであります。 国民は、第一に学術振興に関する政府の明確なる構想を期待し、その構想実現のための手段としての法制化をこそ望んでいるのであります。 有島重武