1950-03-31 第7回国会 衆議院 農林委員会 第22号
ただわずかに資金の融通であるとか、あるいは牧野改良に必要な資材の供給等について必要な措置を講ずるというような、はなはだ微温的かつ消極的な対策のみが用意されておるように伺つておるのでありまして、これではたして牧野法を改正いたしまして、真に必要とするようなりつぱな牧野を造成し得るやいなや、私はこの点に対しまして、はなはだ遺憾に感ずるものでありまするが、一体政府は、その点に関していかなる考えを持つておられるか
ただわずかに資金の融通であるとか、あるいは牧野改良に必要な資材の供給等について必要な措置を講ずるというような、はなはだ微温的かつ消極的な対策のみが用意されておるように伺つておるのでありまして、これではたして牧野法を改正いたしまして、真に必要とするようなりつぱな牧野を造成し得るやいなや、私はこの点に対しまして、はなはだ遺憾に感ずるものでありまするが、一体政府は、その点に関していかなる考えを持つておられるか
従来、戰争が終るまでは、牧野に対していろいろな手を講じたのでありまして、その際におきましては、模範牧野的な考え方をとりまして、これの特別な奨励を実はいたして参りましたし、さらに国が直接、みずからりつぱな牧野を経営して、それを一つのモデルにしたいという考え方で、数箇所の国営牧野も持つておつたのでございますが、これも一両年前に廃止したような実情であります。
従つて牧野のごときも、今日牧野組合法ができておりますがこれは戰争中のいわゆる強制的な戰時立法でありますので、これを改正いたしまして、そうして牧野をもう少し充実したりつぱな牧野にして、家畜の開放をするということに利用いたしたいと、今せつかく検討を加えて法制化いたさんとしておる次第であります。