1954-02-27 第19回国会 衆議院 外務委員会 第11号
この日本をりつぱな文化国家に立て直すには、どうしても次代の国民をほんとうにりつぱな国民に育てなければいかぬという悲願をいつも持つておるわけであります。この意味におきまして、子供たちが卑屈な国民になるということは、私たちの耐えがたいことであります。雄大な国民をつくりたいのが念願です。
この日本をりつぱな文化国家に立て直すには、どうしても次代の国民をほんとうにりつぱな国民に育てなければいかぬという悲願をいつも持つておるわけであります。この意味におきまして、子供たちが卑屈な国民になるということは、私たちの耐えがたいことであります。雄大な国民をつくりたいのが念願です。
比島というところは衛生上実に悪い所で、ペスト、チブス、そのほかの病気が絶えなかつた所だつたらしいのですが、この戰争まで四十年の統治の間にスペインの四百年の面目を一新して、当時と比較すれば実にりつぱな文化設備ができておる。物質的に申しますと、そういうような大進歩を来たしたのであります。一方政治思想から申しますと、アメリカの民主主義を普及することに非常に努力をした。
すでに非常な苦労をして、りつぱな文化の成績をあげた人たちに、単に老後のためとか、あるいは過去の功績に報いるためとかいうのでなしに、将来においてそういつたりつぱな学者や功労者が出ろような積極的な保護助成の対策が必要だと思う。これに対してひとつ所見を伺つておきたいのであります。
このときにあたりまして、熱海、伊東の皆様にいろいろ協議をいたしました結果、この際熱海、伊東としても、国家の援助を受けて、りつぱな文化都市を建設しなければならないということが、もう市民全体の声であります。しかし今までも観光事業によつで市の経済を過半数まかなつておるこの観光地といたしましては、そこに言い知れない多難があるのであります。
またそういう考えでなくして、われわれは日本の歴史を明らかにするために、にほんの二千年前からあるところのこの古墳を発掘してみたならば、必ずこれにはりつぱな文化の跡がありまして、そうして日本の過去の歴史が明瞭になると思うのであります。これは實は朝鮮の王族の古墳を私が行つて発掘したことがありますが、これを発掘してみましたところが、やはり朝鮮の王族の先祖であるという古墳の約四千年くらい前の墓がありました。