1989-05-23 第114回国会 衆議院 環境委員会 第3号
○川俣委員 問題はこの法律で実効が上がるだろうかどうかということですが、かつてよろけ病というのが日本の国にありました。これはけい肺法です。よろけ病がけい肺になり、それがじん肺になって鉱山保安法からじん肺法の労働安全衛生法——労働省来ていますけれども。ところがどうも、大気汚染という名目だから環境庁でしょうけれども、問題はアスベストを規制できるだろうかということ。
○川俣委員 問題はこの法律で実効が上がるだろうかどうかということですが、かつてよろけ病というのが日本の国にありました。これはけい肺法です。よろけ病がけい肺になり、それがじん肺になって鉱山保安法からじん肺法の労働安全衛生法——労働省来ていますけれども。ところがどうも、大気汚染という名目だから環境庁でしょうけれども、問題はアスベストを規制できるだろうかということ。
こういう実態というのは、炭鉱労働者の根本は何かというと、太陽の日の目を見ないで三十年間坑内労働に入った場合は、これは俗に言うけい肺なり腰椎症の病気になり、よろけ病という炭鉱の言葉があるんだよ。よろけ病というのは、太陽の日の目を見ないで三十年間坑内で作業してきたことに対してよろけ病と言うんだ、上がったときに。そして七年、八年でもってこの世を去ってしまう。
例えば、イタイイタイ病にしてもそうですし、水俣病にしてもそうですし、また昔から、よろけと言っていましたけれども、今はじん肺病ということで非常な問題点になっている、産業の中で問題になっているときに、こういう学校を卒業した人たちに対して本当にきちんとした教育をしていただかないと、産業に追随する医業になっていくのではないだろうか、こういう感じがしてなりません。
こういったところを、どこでもいいですから、専門病院として、白ろう病の専門病院だ、こういうように――たとえばあの鬼怒川のよろけ、けい肺病院、あれは鉱山の訴えからずっとこれだけ確立したわけですから、したがって、厚生大臣に伺う前に、せっかく林野庁の長官がお見えになっているものですから、とても私の方では、建てようともしないし、お願いするといったって大蔵省はうんと言わないだろうし、でなくたって、局を外せ、営林署
私は、いわゆるよろけが一番盛んなところで育ったものでありますから、よく知っております。じん肺法からいって三年に一遍、健診をしなければならぬというわけでありますから、健診がちゃんちゃんとやられておれば当然もっともっと早く発見されたものだと思うので、お話を伺っただけでも大いに奇怪な感じがいたします。 それから曙ブレーキという会社は存じません。
つまずきや、あるいはよろけや、そういうものは一切考えないで、ベストの諸条件だけ集めて、非常に無理な案を出してきたというのが過去の経緯だったと思うんです、本当のことを言って。ですから私はこの際、五十五年度に収支均衡へのレールに乗っけるんだということだけは絶対条件としてこれを達成すれば、おのずから収支均衡へ必ず近いうちに届くであろう、ゴールインするであろう。
私は子供のときに鉱山ばかりのところで育ったものですから、いわゆる当時のよろけという病状で町や村にいる人を何人も見ました。その後、いわゆる湿式の採掘機ですか、それが採用されるようになって鉱山の方では余り見受けない。このごろ郷里に帰りましても余り見られないようにも感ずるのですが、子供のときはもう非常にたくさん見ました。
いままでも合併症というのがけい肺、よろけにあるわけです。ところが、あえて今回合併症というものを法律的に独立させたやに見せた意味はどこにあるのですか。もう一遍言いますと、いままでのけい肺にも、合併症で苦しんで管理三が四になったりしておったわけですが、これはどういう意味ですか。
そこで私が思うのは、このけい肺患者というのは、じん肺じゃないのですよ、よろけというやつはどうしても四になるのですよ、実態は。これは大臣が一番詳しいのだ、おじい様が鉱山をやっておったのだから。これをじん肺というように広げることによって、このよろけ患者というほんの少数の人方の既得権が破られるのだというのですよ。
○石田国務大臣 いま御指摘のように、よろけの専門病院が鬼怒川にあるのですが、いまから二十五年ほど前に、やはり秋田県の北部の鉱山労働組合の要請によりまして、あそこに労働福祉事業団の病院ができております。これも当初はよろけを中心にやりたい、こういう要望だった。
落盤による死傷者は相当ありましたし、それから山では、よろけと言っておりますけれども、けい肺患者も相当出ているのです。それから製錬部門では硫酸ミストが立ち込めて歯牙酸食、歯が平らに減ってしまう、こういう非常な逆境の中で労働者の諸君がこの山を支えてきたわけです。
そこでまあ私は鉱山のほうの例をとるわけじゃないんだが、よろけ病、けい肺病ですね。このチェーンソーも、いまは働いている人方が多い。というのは退職者が少ない。まだ歴史が浅いから。ところがこれは、退職すると世にほうり出される。世にほうり出されるときは——営林署なら営林署につとめている間は、労働組合という組織体もあるし、補償なり治療なりめんどうを見てもらえる。
そこで、ただ発生防止の義務うたいが、たとえば鉱山保安法の場合は、粉じんで悩まされる、けい肺、よろけで悩まされるが、かけたがらないマスクをかけろとか水で押えるとか、いろいろこまかくある。ところが、これが、ちょっとないようだけれども、どうなんですか。腰痛症対策、いわゆる発生防止の義務をうたっているのが、ないようです。どうなんです。
したがって、坑内に入れば、多かれ少なかれじん肺にはかかるもの、けい肺、よろけ病にはかかるものですが、その肺病も個人差によって三でもゆうゆうと働いておるという人もおります。これに対して予防はどうかというと、これもマスクをかけると苦しいし、仕事も思うようにいかない。今度は治療ということになると、一たんあの微粒子が肺に入ってしまうと治療もなかなか思わしくない。
これはあなたにいうのは釈迦に説法ですけれども、私も長い間炭鉱生活をしておりますから、昔はこれはよろけといっておった、これも御承知のとおりです。これをやるのは、大体掘進が一番多いんです。掘進というのは、そういう病気になるかわりに、非常にからだの強い人を非常に無理に使う、だからその間の給料は割方いいです。
○国務大臣(石田博英君) これはもう相馬さんも御郷里にけい肺を発生する事業場をたくさんお持ちでありますが、私自身もまた私の住んでおります近所に鉱山がたくさんありまして、幼少のころからいわゆるよろけという病気を聞いておりました。また、見ても参ったのであります。従って、けい肺対策については特段の注意をして参ったつもりでありまして、その部分をお認めいただいたことは非常に光栄に存じます。
あなた方基準局長が、おい、やったか、私は一生懸命やりましたけれども、何せよろけには雇い手がおりませんでと、こう買えばそれまでです。わずか一カ月分の二万か一万五、六千円の金をもらって、それでおさらばということでは、こんなりっぱなじん肺法案と銘打った単独法をお作りになっておって、そうしてただ勧告をする、努めなければならぬ、努めてできなければ政府が引き受けます、政府も努めます。
この場合に、じん肺なんかによりまして休養をしなければならなくなって療養を必要とするような場合には、すでに症状も進行しておりまして、いわゆるよろけなども出ておりまして、労働能力が非常に低くなって、そのころには稼働日数も少なく、従って毎月の収入も少なくなっております。
○八木(一男)委員 ちょっとけい肺法に関しまして政府当局にお伺いいたしたいのですが、いわゆるけい肺法のよろけ病と同じ症状を呈して、同じように困っている病気の人があるわけです。それはアスベストを取り扱う工場にあるわけでありますが、これは現在けい肺法の適用を受けておらないようでございます。
さらに南ア連邦において法律が制定されましたのが一九一二年、イギリスにおいて立法を見ましたのが一九一八年、わが国においては昭和五年鉱業法公布防疫規則において初めてけい肺が業務上の疾病として取り上げられたのでありますが、当時はよろけとして、今日ほどけい肺という病気の実態が認識されず、そうして法上十分の保護なくして今日に参ったのであります。
そうするというと、今私が先ほどからお尋ね申し上げておるように、多分私は、たとえば鋳物業におきましては、中小企業の零細なる開けっぱなしの——密閉していない開放的の鋳物工場ですが、たとえば川口なんかでは五百五十軒もありますけれども、数十年来よろけ病を見たことがない、こういう状態であるのですが、これは「作業を除く」と書いてあるのですがね、そこでたとえば同じ鋳物工場でも大工場がこれに入っている。
○山下(春)委員 不治の病といわれましたこのよろけ病は、人道上放置できない重大な問題でございましたが、今回労働大臣初め関係当事者の方々の長い間の御努力が結晶されまして、本法律案ができましたことは、まことに御同慶の至りと存じます。私は自由党を代表いたしまして、各党の共同修正案に賛成をいたし、修正部分を除きました原案に賛成をいたすものでございます。