2003-06-09 第156回国会 参議院 本会議 第31号
私どもの考え方は、棚上げ備蓄として、有事に備えて一部を味の落ちないもみ貯蔵として、国民においしい米を供給できることを重点としております。 また、我が国は米以外の食糧を大量に輸入しなければならない現状にあります。常に国際社会の動向に左右されております。したがって、食糧の不足に悩んでいる国があれば、これまでの国際社会からの食糧供給に感謝し、この備蓄米を利用することで国際貢献をする必要があります。
私どもの考え方は、棚上げ備蓄として、有事に備えて一部を味の落ちないもみ貯蔵として、国民においしい米を供給できることを重点としております。 また、我が国は米以外の食糧を大量に輸入しなければならない現状にあります。常に国際社会の動向に左右されております。したがって、食糧の不足に悩んでいる国があれば、これまでの国際社会からの食糧供給に感謝し、この備蓄米を利用することで国際貢献をする必要があります。
北海道なんかでは、例えば沼田町は低温倉庫、これは千五百トンの雪を貯蔵いたしまして、その冷気を利用して夏季でも五度C以下に保冷する大規模な低温のもみ貯蔵施設ができておりますし、また今御指摘のマンションの夏場の冷房も既に現実のものとなっております。 こういう一つの現実を踏まえまして、確かに初期コストがかかる、こういうようなことがあるわけですけれども、しかしこれはランニングコストは非常に安いわけです。
○木幡委員 前回の論議の中で、もみ貯蔵の話をして、いいことはわかっているがなかなかできない。こういう地味なことについてはなかなか重い腰が上がらないんでありまして、土づくり運動といいますのも大変地味でありますが、極めて重要であります。
仮にもみを貯蔵するとして、これは多分低温でなしに常温でやるということによって、かさばるということにつきましての保管料の経費節減とか、もみ貯蔵することによります、品質の劣化を防ぐというよさもあると思うのですけれども、これも、夏を越えなければもみとしての品質の保持も、よさも認められるわけですけれども、どうしても日本の蒸し暑い夏を越えました場合には品質が大変急激に低下するということもこれまた調査でわかっております
それと同時に、従来から話しているんですが、もみ貯蔵というものを今から五、六年ほど前に、わずか一千五百万だったと記憶しておりますが、初めてもみ貯蔵の調査についての予算化をしたことがあった。だけれども、どうもその後、見てみますると、もう食糧庁の頭の中にはまるでもみ貯蔵というものは頭にないように見受けられるんです。
特に、国際競争に対抗できる稲作経営を確保するには、大区画圃場整備が、これからはもみ貯蔵もできる設備とともに絶対に必要であると私は思っているわけでございます。 それで、将来こういう優良水田造成、圃場整備がどの程度まで面積で整備を進められるのか、また進めようとしているのか、まずこの点をお伺いいたします。
○菅原委員 まだ質問を残して時間が切れましたのでこの辺でやめますが、このもみ貯蔵だけはぜひ前向きに検討していただきたいことを要望して質問を終わります。 どうもありがとうございました。
○菅原委員 もみ貯蔵あるいは備蓄の検討をすべきだという点についてお伺いしますが、このことにつきましては、私が昭和五十八年に初当選して以来主張してきたものでございます。米の貯蔵や備蓄に当たっては、ぜひもみ貯蔵を検討してもらわなければならないという思いが今強くなっております。 このことについてちょっと申し述べてみたいと思いますが、もみ貯蔵ですと米は五年たっても十分食糧に供用できます。
それからもう一つは、前に鮫島議員が話をされました新鮮米、これは御承知のとおり、瑞穂の国の我が国においては、郷倉と称しまして、どこの地区にも、一たん緩急のときのための、種もみにも使える、食糧にも使えるということで、校倉づくりの倉の中にもみ貯蔵をしておった。これは先人の知恵でありますね。
○上野政府委員 もみ貯蔵の問題につきましては、今委員御指摘のとおり、低温貯蔵という貯蔵方法が一般的に大変完備をいたしておりますので、現在それが主流でございます。ただ、もみ貯蔵のいろいろな利点というのもあるわけでございますので、今年度から試験を数カ年かけてやりたいというふうに思っております。
このために、本年度におきまして低温でのもみ貯蔵、長期保管の有効性に関する基礎的な調査を実施することとしているところでございます。現在やっておりますのは、低温での玄米の保存というのをやっております。しかし、もみ貯蔵の方がはるかに長くもてるということもありまして、そういう基礎的な調査を実施することとしております。
(拍手) さらに、もみ貯蔵保管による農家備蓄制度を創設することも御検討願いたいと思うのであります。食糧の規制緩和は、投機の対象となることなどは断固として排除されるべきであります。 羽田総理並びに農水大臣の所信をお聞かせいただきたいと存じます。
こういう立派な倉庫、施設があるわけでございますから、もみ貯蔵でも何でもできるわけでございます。私は、備蓄する場合には必ずもみ米で備蓄するのが品質を落とさないためにも絶対必要である、こういうふうに思っておりますし、食糧庁のどなたかが来たときにもそういうお話を強くしたわけでございます。そしたら、その人の来た三日後ですか、何かの新聞に、備蓄はもみ米でというような記事も出ておったわけでございます。
そうしますと、やはりこの貯蔵方式、先ほど御指摘があったように、もみ貯蔵方式への切りかえというものを真剣に考えていく必要があるんじゃなかろうかと思うわけであります。 今回、調査費がついておるようでありますが、どのぐらいのペースで、どれぐらいの規模でこれを推進しようとされているのか、現状のお考えをお伺いしたいと思います。
先ほど総理はもう一つ品質の問題などあるというふうにもおっしゃいましたけれども、できるだけ品質も落とさないで済むような方法、長期にわたれば落ちるのは仕方ありませんけれども、落とさない方法というもの、例えばもみ貯蔵とかいろいろな方法があります。それから品質が若干落ちてきたものの処理の仕方というようなものもあります。いろいろなことを総合的に工夫をするということは必要でありましょう。
したがいまして、低温保管でこざいますとかあるいは何らかの形でのもみ貯蔵というようなことはこれからも、私たちはいろいろ研究を積み重ねていかなければならないというふうに思うわけです。
将来の方向として各地でカントリーがもっと増設されてまいりますと、カントリーの中では自動的にもみ貯蔵の形でいく、そういうような姿を頭に描いております。
○武田委員 私たちは前から機会あるごとに、もみ貯蔵はどうなんだと言うと、非常にいろんな、条件が悪いとか、特に膨大な設備が必要だとか金がかかる、あるいはまたいわゆる虫害等の影響が多過ぎるという話を聞くのですが、私たち現地を回ってみますとそういうことは全然聞かれないわけなんですね。
○菅原委員 もみ貯蔵の他用途利用米という対応は、保管料が高くなりますし、割高になる、そういうことは目に見えてはっきりしていますから、私も賛成しないわけでございます。ただ、他用途利用米については、備蓄米と同時に自主規格の設定ということは、農民に納得させるためにもぜひ今後考えていただきたい、こう思うわけでございます。
○山田説明員 最初にもみ貯蔵の問題についてお答えしたいと思います。 御案内のように、もみで貯蔵する方式は現在カントリーエレベーター等では既に採用されておるような次第でございます。
それで、米の備蓄の法制化についてお伺いするわけですが、このことは前にも質問しておりましたが、もみ貯蔵をいたしますと、二倍の容積があっても、冷温倉庫料と比べて四、五%増の倉敷料で貯蔵ができるのであるから、ぜひ米の備蓄化をもみ貯蔵でやっていただきたい。
○石川政府委員 先生から、かねがねもみ貯蔵、その場合も農家段階の貯蔵はどうかというお話、私も承っております。御承知のように、我が国の貯蔵の場合は、今御指摘の玄米貯蔵、特に良質保管のためには低温貯蔵という方向に向いているわけでございますが、御承知のカントリーエレベーターはいわばもみ貯蔵のシステムでございます。約七十数万トンがそういう能力を持っております。
○石川説明員 最初に韓国の米の貯蔵でございますが、御指摘のとおりもみ貯蔵をやっております。それから日本に移してまいります場合は、貯蔵しておりますもみを精米工場で玄米にいたしまして、そして玄米の状態で輸入しているわけでございます。 害虫の発生につきましては、そういう事態がございましたので、大使館その他を通じまして現地の事情等も調査をいたしております。
農林省の方は、お話を聞いておりますと、韓国はもみ貯蔵だというお話があったわけでありますけれども、最近入ってくるところの米にはコクゾウムシなどがついているわけなんでありまして、あれはもみ貯蔵の場合においてはついていないわけなんですね。そういうことになりますと、どういう米がどういうふうにして集荷されて日本に来ているのか、私たちも非常に疑問に思うわけなんです。
韓国ではもみ貯蔵だということなのですが、もみの段階でそういうコクゾウムシ等々があるのかというのは、一般的に少ないというお話を伺っています。すると、加工段階でどうだったのかということになりますが、東京に入港されているのが八月二十四日でしょう。実際に船積みと決まったのは七月下旬でしょう。そうすると本当に一カ月なのです。
○説明員(石川弘君) 韓国はもみ貯蔵でやっておりますので、日本のような玄米流通というのはないわけでございますが、返還米につきましては船積み前に玄米に加工されまして、その加工段階で票せんをつけまして、産地、何年産だということもつけておりまして、その船積みいたします直前に国際検定機関によって確認された形で入ってきております。したがいまして、玄米から加工されたものであることは間違いございません。
○上野雄文君 もう時間がありませんが、さっき消費の減少の問題だとか、もみ貯蔵の問題だとかいろいろお尋ねをしました。さっきの答弁を聞いておりまして、六十五年度の目標ということになってくると、だんだん米はもう減らしていく、皆さんも食べるのをどんどん落としていってよろしゅうございますと。大臣の答弁は、日本の農業を守るためには全力を挙げて頑張りますという答弁を繰り返し行われています。
○上野雄文君 さてそこで、今次長が途中で、いかにしてうまい米を供給できるようにするか、そのことをそろそろ考えていかなきゃいかぬという話でありますが、端的に言って、もみ貯蔵はどうなのですか。今度の米不足の問題、とりわけ五十三年産米の問題をめぐって私たちは農家を歩くと、何で全国に散らばっている農家の力というものを利用しないのだと。
○政府委員(山田岸雄君) 今先生御指摘の点につきましては、少量のものを非常に人力等によりましてもみ貯蔵するということでございますれば、品質保持という面から非常に好ましいことかと思うのでございますが、大量にもみ貯蔵するということになりますと、やはり倉庫のスペースの問題だとか、また、そうしたもみを移動した後におきますところの精米の場所におきまして、もみ殻の処分等の問題もあるわけでございますし、品質的には
○武田委員 私たちは何度も二百万トンくらいは必要でないか、できればもみ貯蔵をしていった方がいいんじゃないか、そのために農林省としても頑張ってほしいということを申し上げました。そのためには恐らく二千億近いお金が単純に見ても必要になってくるでしょう。