1980-04-22 第91回国会 衆議院 運輸委員会 第12号
最後に、日本が海洋国として非常に恥ずかしい便宜置籍船、世界的にもぐり船と言われまして、リベリアやパナマのような検査のない税金も要らない国に国籍だけ移して、リベリアの旗を立てて世界じゅうを——海の無法者としてきらわれているこの欠陥船、この最大の大手がアメリカと日本で、日本の場合六百九十隻もそれがあるということは、われわれ海洋国として恥ずべきであり、世界に対して胸を張って海洋国であることを誇れるように、
最後に、日本が海洋国として非常に恥ずかしい便宜置籍船、世界的にもぐり船と言われまして、リベリアやパナマのような検査のない税金も要らない国に国籍だけ移して、リベリアの旗を立てて世界じゅうを——海の無法者としてきらわれているこの欠陥船、この最大の大手がアメリカと日本で、日本の場合六百九十隻もそれがあるということは、われわれ海洋国として恥ずべきであり、世界に対して胸を張って海洋国であることを誇れるように、
そうしますと税金がかからない、検査が要らない、おまけに東南アジアあたりの船員を安い賃金で雇えるというようなことで、一種のもぐり船であります。だから、検査がないものですから全く欠陥船ということで、世界では海の無法者ということできらわれております。これが一番世界で海難を起こしております。特にリベリアの便宜置籍船。明石海峡を航行する巨大タンカーの五百六十六隻のうち、二百二隻が外国船であります。
もぐり船といういわゆる日本の便宜置籍船、これは三百隻、河本通産大臣はいや八百隻だ、こう言っているのでありますけれども、大体公称三百隻として、税金も安くて規制も緩くて検査もフリーパスに近いと言われている、そして韓国人を初め外国人が乗り込んでおるということも聞いております。これらの船も当然、瀬戸内海を航行しているのでありますが、安全上いろいろ問題をはらんでいることは御承知のとおりなんです。
このトロ船は明らかに許可のないもぐり船であります。このためつり、なわ等は魚がとれず、生活はますます苦しくなつて食つて行けず、死んで行くよりほかに道がないありさまです。私たちは死にたくない、働いて世の中のために盡したい。子供もりつぱに育てたい。取締りによつてトロの密漁を取締るよう。今までたびたび県庁、海上保安庁、警察にお願いしましたが、まじめにやつてくれません。