1993-03-05 第126回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
ただ、生産者自身が、同じ米をつくるわけでございますので、それぞれ少しでも利益の上がる米をつくりたいという意向というのは、私どももそれは十分気持ちはわかるわけでございますけれども、しかし、米自身、先ほど大臣も申し上げましたように、少し高くてもうまい米を食べたい、家庭用もありますし、それから標準米でありますとかあるいは外食その他安い米が必要であるという需要もあります。
ただ、生産者自身が、同じ米をつくるわけでございますので、それぞれ少しでも利益の上がる米をつくりたいという意向というのは、私どももそれは十分気持ちはわかるわけでございますけれども、しかし、米自身、先ほど大臣も申し上げましたように、少し高くてもうまい米を食べたい、家庭用もありますし、それから標準米でありますとかあるいは外食その他安い米が必要であるという需要もあります。
時間でありますので最後に、今後もうまい米はたくさんつくるように奨励はするわけですね。
標準価格米でもうまい米である銘柄米が入っておったときに非常によく売れる。それで、うまい米をだんだん除いていくと標準価格米は売れなくなる。ところが、最近の経済事情からいくと、標準価格米が五十年、五十一年、五十二年と消費がふえている。それから同じうまい米でも、コシヒカリ、ササニシキは高くて、ことしは余るでしょう。こんな状況なんです。
○渡辺国務大臣 米の消費拡大というのは、一番根本的な問題は何と言ってもうまい米をつくることですね。米がまずければ幾ら食べなさい、食べなさいと言ったってこれは食べませんから。ですから、私はやはり良質のおいしい米をつくってもらうということを最優先的に考えたい。それから、その次は乾燥の仕方ですね。これは一遍にできない。
そういう状況を見たら、政府がこれから米の消費の拡大をやり、在庫をなくそうとしていくのには、やはりうまい米をつくってもらってうまい米を食べてもらう、それには政府米の中にもうまい米を買うという考え方がなければならぬ。その点はいかがですか。
東北に至ってはどの県においてもうまい米をたくさんつくろうという運動は一つの計画の中に繰り入れられております。宮城県のササニシキは、最低六五%までつくっていこう、これ以上減らさない。隣の山形県では、百万俵だったからことしは二百万俵ササニシキを生産しようと張り切っております。うまい米をどんどん提供して、御飯をどんどん食べていただこう。
ところが、物統令の適用を除外いたしました当時もいろいろ国会でもお話し合いがございましたけれども、昨今はわが国においてもだんだんと銘柄米を好む風潮が多くなり、値段は若干高くてもうまい米という希望が出てまいりましたので、しかもいろいろなことが行なわれるようになりますので、これは希望する方には必ずお手渡しできるように用意をしなければならないという制度を設けた上で物統令の適用を除外いたした次第でありますが、
末端で一体どういう現象になるか、こういいますと、やはり国民の間には、少しくらい高くてもうまい米をひとつ買いましょう、まずい米は安くなければ買いたくない、こういうような選好があるだろう、こういうふうに思うわけであります。その国民の選好を尊重する、これが今度の物統令廃止のねらいとするところであります。
食管制度というものは国民の食糧を確保するためにつくられた法律でありますから、何でも政府が過剰米をかかえるというような形で、しかもまずい米もうまい米も同じ値段で買い上げるというようなことで、売れないものばかり政府がかかえ込むということよりも、うまい米をつくって、自主流通でどんどん売ってもらうということが行なわれても、少しも差しつかえない。
○倉石国務大臣 まずい米もうまい米も同じ値段だということについて御批判がありまして、食管法のことでありますから食管法についてひとつそういうことについては検討しなければならないかもしれませんが、その根幹は維持しながらも、何とかひとつうまい米をできるだけよけいにつくってもらうようにしたい、こういうのが政府の方針でございます。
第二点は、自主流通米とも関連するわけでありますが、何といってもうまい米がやはり食いたい、先ほど大臣の話ではありませんけれども。そうすると、いま盛んにどこの県でとれた米はどうだこうだということがたいへん宣伝されて、消費者のほうもいろいろ選ぶと思うのです。
そこのところはちょっと違いがあるのですが、いずれにいたしましても、そういうふうにして、何といってもうまい米をつくるというこれだけはやってもらわなければならぬ。その中において、比較的まずい米があったとしても、その米の使用方法は、いままでの粉食を米に、麦を使っていたものをどうやって米にしてやるとか、あるいは学校給食をやるとか、他の方法に——学校給食にまずいものを食わせるという意味じゃないですよ。
国民にうまい米を食わそうとするならば、政府が必要な米だけを買い上げて、あとは自由流通にするというような考え方よりも、いま言ったようなもみの貯蔵をはじめ、低温倉庫をもっと大規模にあなた方が指導していけば、国民もうまい米が食えることは私が保証します。万人の認めるところでありませんか。
値上げの口実のために特選米というようなものを使って、幾らでもうまい米を食わせるのだから、値上げに応じろ、こういうことなんです。だから、だましたというのです。ないものをあるように言って値上げをしておいて、しかも値上げをした理由であるところの特選米の制度も行き詰まる、こういうことなんです。買い手がなければなお行き詰まるのです。そういう見込みで歳入を考えておる。売れなければなお困る。