1953-02-05 第15回国会 衆議院 本会議 第26号 その後、不幸にして病魔に冒され、闘病生活数年間、君は病床においてなお国家の現状と前途を憂え、想を新たにして奉公の機会を待たれたのでありますが、昨年の総選挙にあたり、いまだ医薬に親しむ身にありながら、憂国の熱情やみがたく、決然病床を蹴つて立候補、奮戦せられたその姿は、まさに懦夫をも立たしむるの慨があり、敗戦以来虚脱の域を出ない地方人心に与えた影響は甚大なるものがあつたと信じます。 保利茂