1950-08-31 第8回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
こういうことでむりな更正決定はやらなくてもいいという話であります。また米価の決定をしていない。もちろんその通りでありますが、しかし私はいろいろな面において、生産が増大したからといつて、必ずしも所得がふえるということにはなり得ないかと思います。
こういうことでむりな更正決定はやらなくてもいいという話であります。また米価の決定をしていない。もちろんその通りでありますが、しかし私はいろいろな面において、生産が増大したからといつて、必ずしも所得がふえるということにはなり得ないかと思います。
○河田委員 最近——きのうきようでしたか、検察庁あたりの租税の方の係の検事が会同しておるのですが、最近いろいろ納税に対する国民の、いわば問題が大きく起つておりまするが、これに対しまして大蔵当局としまして、今日の課税方法が、どこにおきましてもきわめてむりな更正決定が起り、これは昨年あたりもそうでありましたが、更正決定をする。
しかも本年度のこの更正決定にあたりましては、先ほどからの質疑された中にもありましたように、いろいろな形においてむりな更正決定が行われておる。もちろんこのむりな更正決定を行わなければならない事情は、長官からもるる述べられておりますが、しかしそれが抜取り的に調査されて、一部分の調査によつて全体がかくあるものだというような更正決定が行われますがゆえに、非常なむりが生じておる。
こういう本來の本筋に從つて励行されるとすれば、十一月、十二月等は相当な増加が出て参りまして、結局年度内といたしましては、そうむりな更正決定等をいたさなくても、大体において所期の目的が確保できるのではないか。所得税は御承知のように、大体見込みに対しまして、申告で出て來ました税は、わずかに二割七分、今度の追加予算を入れますと、二割二分くらいの数字にしか相なりません。