1957-12-05 第27回国会 参議院 商工委員会 閉会後第1号
そういうところへ行く日本の商社が、まあ海野先生じゃないが、じゅず一つ持たずに、ただ金もうけをやればいいんだというような、そういう考え方で、口だけの外交、外交というのは口じゃない、まこと心なんです。経済協力もまたその通りです。これを今のようなやり方でやると、フィリピンの人の一部におきましては、日本は工業技術が進んで尊敬するけれども、武力にやぶれて今度は経済侵略だというような感じを持っておる人もある。
そういうところへ行く日本の商社が、まあ海野先生じゃないが、じゅず一つ持たずに、ただ金もうけをやればいいんだというような、そういう考え方で、口だけの外交、外交というのは口じゃない、まこと心なんです。経済協力もまたその通りです。これを今のようなやり方でやると、フィリピンの人の一部におきましては、日本は工業技術が進んで尊敬するけれども、武力にやぶれて今度は経済侵略だというような感じを持っておる人もある。
けれども先般来各委員会において、強調されております通り、沖縄に居住しております同胞の困難なる状況を、何らかの解決を国政を通じて行なっていこう、こういうまこと心だにあらば、私は問題の解釈などというものは、どんな方法でもこの要請にこたうるの結論を作ることが、私は困難ではないと思うわけであります。