1986-10-21 第107回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
○佐竹政府委員 カツオ需要につきましては、先生御指摘の刺身需要と、それから加工品の大宗を占めます節需要、それから缶詰あるいは缶詰原料としての冷凍輸出、三種類あるわけでございまして、私ども海まき転換を図りましたときには、まき網漁業による漁獲物は専ら輸出に向ける、それから近海カツオ釣り、遠洋カツオ釣り等では、要するに釣り漁業は刺身需要に向く、かような判断をしていたわけでございますけれども、最近の漁業実態
○佐竹政府委員 カツオ需要につきましては、先生御指摘の刺身需要と、それから加工品の大宗を占めます節需要、それから缶詰あるいは缶詰原料としての冷凍輸出、三種類あるわけでございまして、私ども海まき転換を図りましたときには、まき網漁業による漁獲物は専ら輸出に向ける、それから近海カツオ釣り、遠洋カツオ釣り等では、要するに釣り漁業は刺身需要に向く、かような判断をしていたわけでございますけれども、最近の漁業実態
まず、海まき転換と魚価の低迷の関係でございますが、海まき転換に伴って漁獲量がふえ過ぎて、その結果魚価の低迷を招いたのではないかという見方が今一部に行われておるわけであります。
あるいはまた、今度日鰹連あたりが中心になって、自主減船と同時に海まき転換への動きがあるわけですね。 この海まき転換の、五十六年度で三十三、こういう状況になりますと、資源はもう一網打尽です。そしてまた、一本釣りカツオの方は漁場縮小によって非常に大変だ。一体、こうした状況にあって、これからの、この海まき増加によって出てくる結果は、将来に明るい展望があるのだろうか。
遠洋漁業が特にこうした大きな危機的状況をもたらしている一つの問題は、入漁料などをいままでは多額に払っていましたが、ミクロネシアその他、もはや二百海里内では魚をとってはならない、外国船を規制をするという措置に出ておりますし、また、海まき転換だと称して、いま日鰹連等が続けておられるマグロ、カツオなどの減船政策は大変なことであります。例の、減船する側の皆さんは一億五千万の減船補償。
これらの産地価格の動向とかあるいは経営維持の問題だとか、そういう総合的なものを見てぜひひとつ海まき転換という問題についてもお取り組みをいただきたいと思います。漁船同盟とか全漁連、日鰹連でお取り決めいただきましたああいう内容が一つの大きな効果を奏しているのかもしれません。
昨年来騒ぎましたカツオ、そしてマグロもそうでありましたが、輸入規制を初めとして・灘価の安定対策あるいは燃油高騰に伴う諸手当ての措置の問題についても一応やりましたが、カツオの海まき転換、こうしたことについては情勢が少し変わってきたのじゃないかと思いますけれども、そのことを簡単でいいですからお聞かせいただきたいと思います。
したがって海まき転換の状況も違ってきたということは確かでございますが、これは業界の意向を十分踏まえて対処しなければいけませんが、私は、いまカツオ・マグロ業界が考えているような程度の構造改善の計画は進めていくべきものではないかと思っておるわけでございます。
○新盛委員 それと、遠洋カツオ釣り漁業対策の関係で、一本釣りのカツオ漁業者の海まき転換、現実問題としてこうして小康状態を続けていくならば、来年度以降への海まき転換はひとつ中止されたらどうですか。そして、北部まき網船の南方出漁の許可、これは今回限りで打ち切るとか、こうしたことについて操業調整を図る必要があると思いますが、どうでしょうか。
調整保管事業など、ありとあらゆる問題がありますが、特にカツオ・マグロがいまピンチを迎え、カツオ・マグロの漁船は昭和五十三年で二千五百四十七隻、その中で遠洋漁船が千二百二十四隻、近海が一千三百二十二隻、母船式が一隻、そしてカツオ一本釣りで挙げる漁獲は四十一万七千トン、このうち遠洋が二十三万二千トンもあり、非常に大事な一本釣りカツオ漁業というものを守っていかなければならないということがわかっておりながら、海まき転換
○新盛委員 いずれにしても、これは結果が出るわけですから、これからどうしても、後ほど触れます魚価安定対策を含めまして、ぜひひとつこの海まき転換ということについて再考慮をいただくという、そういうことも含めてまた機会を見て議論をしてみたいと思います。
そういう中で、最近一本釣りカツオ漁業が海まき転換という形に移り変わろうとしているわけであります。