1954-03-04 第19回国会 参議院 通商産業委員会 第16号
更に独立採算制の欠陥を二、三指摘いたしますると、先ず電源開発におきましては甚だしくびつこの状態に現在置かれております。即ち二十八年度末、既に完成するものまでも含めまして比較いたしますと、例えば東北においては二四・七%の電源開発が完成し、北陸においては三八・八%、然るに東京、関西、東京の場合は七・六%、関西の場合は六・四%というふうに非常にバランスが破れて来ております。
更に独立採算制の欠陥を二、三指摘いたしますると、先ず電源開発におきましては甚だしくびつこの状態に現在置かれております。即ち二十八年度末、既に完成するものまでも含めまして比較いたしますと、例えば東北においては二四・七%の電源開発が完成し、北陸においては三八・八%、然るに東京、関西、東京の場合は七・六%、関西の場合は六・四%というふうに非常にバランスが破れて来ております。
如何にも我々から見るとですね、この電話事業というものが、日本の経済政策の上から見て、非常にびつこの状態におかれておる、電話が取残されておるというような感じを受けておる。先年来電話の建設資金の増額を再三要望しておるのもこの点から来ておるのです。その点から見ますと今度の一体料金法というものは、料金法の改正がどういう意味を持つのかという点がですね、我々としては一番の重点だろうと思うのです。
これは開発銀行として、政府の経済自立達成の方針である、特に貿易関係を非常に重要な問題として取上げなくてはならぬのでありますが、その方面に対しは、ほとんど申込みもないような状況であるので、従つて貸出しもしていないのでありますそうなると、開発銀行の業務がびつこの状態になるのでないかと私ども考えておりますが、この貿易関係に対する需要のないということはどこに原因があるのか。
それからシヤウプ勧告の線でいろいろやつて参つたのでございますが、その一つの大きな柱でありました事務の再配分というのがほとんど行われないで、ほかの一面は多少前進した施策が具体化しておるということで、びつこの状態でございます。
即ち非常にびつこの状態が生れております。第三点、それに今のように特需や輸出がどんどん伸びて、輸入がさつぱり振わないというような状態が続いて参りますと、インフレーシヨンの懸念も相当濃厚にあると思われるのであります。
要は、地方公務員制度もまた国の総合的な公務員制度の一環として考えなければならないと私は考えておりますので、従つて国家公務員において制度が確立されておりますにかかわらず、地方公務員について、いまだこれに関する具体的の制度の確立を見ないということは、いわばびつこの状態におかれておるのであります。
この現象は、あたかもこれを軍隊にたとえますと、将校のみ多くて、かんじんの下士官兵がおらないというような、こういうびつこの状態でありまして、きわめて憂慮すべき現状でありますので、国家といたしましても、この職業教育の振興については、特段の考慮を拂つていただきたい。こういう熾烈な要望があつたのでございます。