1969-07-11 第61回国会 衆議院 本会議 第59号
(拍手)かかる事態は、ひとり議会の機能が一時的に混乱におちいったという技術的な観点からではありません。事態はまことに深刻であり、単に国会運営の問題としてだけでなく、実に、日本の議会政治それ自体の存立にかかわる重大な段階に立ち至っていることを痛感するのであります。
(拍手)かかる事態は、ひとり議会の機能が一時的に混乱におちいったという技術的な観点からではありません。事態はまことに深刻であり、単に国会運営の問題としてだけでなく、実に、日本の議会政治それ自体の存立にかかわる重大な段階に立ち至っていることを痛感するのであります。
また太田さんの御趣旨ですが、私はそれだけ人格の修養ができておりませんから、あるいはたまに表現においてあるかもしれませんが、私の気持ちの中には、太田さんの御指摘されるような態度を持っていくということが、これはひとり議会とか国会とかいうんじゃなくて、全体の社会生活においてもそうあるべきだと思っております。今後も同じ心がまえで国会の運営、議事の進行その他についてその態度を持ちたい。
これはひとり議会の中の問題だけじゃなしに、日本全体としての国際収支を改善する観点からしても、また国内の産業態勢の体質改善という問題を論議する上においても、大体そのめどがなかったら、おそらくやはり歩調が乱れてくるだろう、こう思うので、私はそういう点を聞いておるわけです。
これはひとり議会だけではない――議会も一番重要な中心でありますけれども、しかし議会だけではない。ありとあらゆる民衆が、生活をよくし、自分の十分な生存を全うせしめるようなあらゆる活動、それが政治活動だと思います。そういう意味では、その活動が禁止されたり、あるいは制限されたりするところに逆作用が出て来るわけであります。
従いまして事実上町村の側において住民投票を実施し、警察を持つということが決定した場合においては、確実に市の側からこの希望が受入れられるという或程度の保障を得て置きたいというための手続でありまするから、ひとり議会同志の話合いという形に限るだけでなく、現実にそうした保障が与えられればそれでいいと、こういう御趣旨の手続ではないかと拝察をしながら拝承をいたしておつた次第であります。
制限的な態度をとられるという問題は、我々といたしまして極めて遺憾とするところでありますが、それは仮に別問題といたしまして、この重大な我が国の運命の岐路に立ちまする、左右をいたしまするところのこの講和問題、講和会議に対しまして、首相が我が国並びに国民の希望を容れて頂けるものだという考えを強く信念されておる以上は、もつとこの問題、講和問題或いは講和会議に対しまして、国民の希望を相当政府といたしましても、ひとり議会