2000-04-18 第147回国会 参議院 法務委員会 第9号
しかるに、今この時点で、そのトータルな公的支援ではなく、ひとり民事法律扶助という形がクローズアップされて、成立を急ぐというか成立させるというその本心というのか、意図をお伺いしたいと存じます。
しかるに、今この時点で、そのトータルな公的支援ではなく、ひとり民事法律扶助という形がクローズアップされて、成立を急ぐというか成立させるというその本心というのか、意図をお伺いしたいと存じます。
そういう枠内で改正するということでございまして、もとよりそのあり方についていろいろ御議論があるということは承知しているところでございますが、その枠組みを動かすということは、ひとり民事訴訟法の場面だけですることは適切でない、しかも、先ほど来大臣からも申し上げておりますように、行政情報開示のあり方そのものが大変大きな議論がされている中で、民事訴訟法の枠内でのみその議論を先取りして一定の結論を出すということは
この外国仲裁判断の効力の承認につきましては、国際司法上種々複雑な問題があるのでございまして、これは、ひとり民事訴訟法のみならず、国際私法の原則を定めましたところの法例の規定と彼此対照いたしまして解釈をしなくてはならぬ、かなり複雑な問題でございまして、国内法として立法的に解決すると申しましても、しかく簡単にいかんのでございますが、幸いに、今回のこの条約がわが国においても承認されますと、いろいろなむずかしい
然るに終戰以来国内法規の整備というものがあらゆる意味において行われたにかかわらず、ひとり民事手続においては未だ整備されていないのです。その日暮しです。基本たるところの民事訴訟法においても然りです。而して先ほど申しましたごとく、その実現を最終段階において図るところの執行吏制度に対して遅まきながらという今御説明がありましたが、遅きに失するのです。
然るに当時すべての改廃が完了されたにもかかわらずひとり民事訴訟法に関しては最高裁判所において、ルールにおいて賄い得るというような最初の見解もありまして、かたがた非常にこの取扱について疑義があつた。その中途におきましては基本的なものだけを法律に委ね、その他の一般的な手続はルールに委ねるというような考え方にも変つて参りまして、最後にはすべて法律にこれを委ねるというような考え方に至つたのであります。
これは御承知の通り、こうして戰後の社会状態は、ひとり民事といわず刑事事件といわず、到底これは人力を以て阻止することは甚だ困難な状態にあります。從つて司法関係の仕事は残念ながら私は日を経るに從つて殖えるものと思います。然るにその人事の按配等を見ましても、恐らく私は他の行政方面におきます官廳の人員の定数、仕事の分量、それらにおきましても到底その比でないと思います。