1949-05-18 第5回国会 衆議院 内閣委員会 第24号
こういうようになつて参りますと、今後においてひとり國鉄の運営自体の問題ではなくて、日本國民の生命を守るべきこの問題については、この設置法あるいはこれに関連するところの法律は、國民の命を守らない、國民の命をきわめて危險に陷れるところの法案である。これに賛成される方は國民の命を奪う責任まで負わなければならないと思うのであります。こういう点を明らかにしておきます。
こういうようになつて参りますと、今後においてひとり國鉄の運営自体の問題ではなくて、日本國民の生命を守るべきこの問題については、この設置法あるいはこれに関連するところの法律は、國民の命を守らない、國民の命をきわめて危險に陷れるところの法案である。これに賛成される方は國民の命を奪う責任まで負わなければならないと思うのであります。こういう点を明らかにしておきます。
ひとり國有鉄道だけではございません、全日本の産業一切に、そういうような不良資産が含まれておるのでありまして、これはいつか一回は整理をしなければならないものであるが、國有鉄道はここにおきまして、今日までの過去の水ぶくれを國家に負担させて、現実問題としては、整理された会社となつて建て直つて行くように聞えるのであります。私はこれは非常に間違つておることと考えられます。
機帆船のみは、ひとり國庫より何らの補助を受けておらない。採算を基礎とした、最高限を定められた公定運賃によつて、運航をいたしておるのであります。かくのごとく鉄道、汽船、機帆船の各運賃は、政策運賃と採算運賃と相異なる基礎を有する体系をもつて、運営をせられておるのであります。
また水道の管理が適切であります場合におきましては、ひとり國民生活に喜びを與えるのみでなく、疾病等につきましても、その発生に対して非常に効果的に抑制して行く。御存じのように傳染病患者というものは例年二十万前後でありますが、それが昨年は五万一千くらいに激減をいたしておるのであります。
これの調査をなし、その責任の所在を明らかにして、國民のよるべきところを示すことはひとり國権の最高機関である國会のみがよくなし得るところであつて、また國会が当然なさねばならぬ責務だと存ずるのであります。ことに、不正不法の判断は司法機関のみならず、何人も判断すべき権利を有しております。
○荻田政府委員 地方財政を充実しなければならないことも必要でございまするが、そうかと申しまして、経済九原則はひとり國家財政だけでなく、地方財政にも適用されるものであります。総合して判断しなければならぬのでございます。その総合の力から、どうしてもこれより來年度の配付税と申しますか、國庫予算を組めないとなれば、地方財政としてもその線に沿つて、ものを考えるよりしかたがないのでございます。
であるの一方は民営の鉄道については、いわゆる労働三法においてやつておいて、ひとり國営なるか故にこういう特別立法を設けなければならないということについては、私は非常な矛盾を感ずるのであります。更に煙草の專賣事業につきましては、これは國家が経営しておるから公共の福祉というような、いな、國家が経営しておるから公共事業に相関係するというふうな解釈を取られたものと考えるのであります。
これはひとり國会だけでなく、政府自身もこれを防衞するための努力を拂わなければならぬのではないかと思うのであります。昔から人権を守り、自由を防衞するためには、みずから命を投げてさえ鬪つた歴史があるのであります。
先ほど米窪委員からもお尋ねがありましたように、もしその追加予算が出來ない、こういう際にはいかなる処置をとるのか、これにつきましては、先ほどもちよつと申しましたように、ひとり國家公務員ばかりでなく、給與に関してただいま当面しております電産なり、炭産なりの民間労働者の給與の政府の補給金等も、あわせて、そういうものを緊急の事案として、何とか考えざるを得ないのじやないか、こういうような氣持を持つているわけであります
なお経済方面におきましても、ひとり國家公務員諸君の給與のみならず、廣く一般民間の賃金に関連いたしましても、これを考慮すべき必要のあることを認めておる次第であります。
ひとり國内の労働者階級が反対しておるのではないのであります。われわれはそういう立場から、現在の政府の意図されておる國家公務員法の改惡のこの案の上程は、日本の民主化の方向と逆行するものである。ポツダム宣言の精神に違反するものである。人民の一切の権利を奪い奴隷的な状態において從來の資本家的な搾取と支配の形態を持続せんとするところの陰謀であると断ぜざるを得ないのであります。
これはひとり國協党の立場からばかりでなく、社会党におきましても強くこのことは要望しておきたいのであります。一般中小工業者に対しましても、またこの農業生産に対しましても、十分なる資金の融資を極力なされまして、農業生産を保育助成されることに、十分注意せられんことを強く要望いたしまして、私はこの案に賛成をいたします。
健全財政を確立しなければならぬことは、ひとり國家の財政のみならず、地方公共団体の財政についても同じことが考えられなければならぬのであります。國庫の財政は、御承知の通り、若干遺憾の点はありましたけれども、收支の均衡を得て、一昨日危局突破の予算が大多数の賛成をもつて可決されたのであります。
アルミニウムの需要はひとり國内のみに止まらず、南方諸地域の復興にも貢献すべきものがあり、その用途も日用厨房用品はもとより、電線その他各種機器の部分品等すこぶる多方面にわたり、殊に製品の輸出に関する限り、紡績その他のものよりもはるかに加工度が高ぐ、従いまして収益もまた大である等の関係からいたしまして、業界の前途は実に洋々たるものがあります。
それから旅客運賃と貨物運賃の関係でありますが、これはひとり國鉄に限らず、他の事業の面におきましても、或るものによつては赤字があり、或るものによつては黒字があり、それによつて総合して運用して参るということは決して少くないのであります。國鉄は一つの企業体であつていろいろなものを扱つておる。又そうであるとすれば、同じ貨物運賃の上では、例えば私の申しました米、麦、甘藷、馬鈴薯等ではマイナスかも分りません。
ひとり國鉄のみにその責任を負わし、ひいては乘客あるいは貨物に負担をかけさすということが間違つておる。ですから何かの財源を生み出して、一般会計から当然繰入金をして、そうして運賃の値上げによつて負担をさせるようなことのないように、閣議で御盡力をお願いいたしたい。根本的にお考えになつて、運輸大臣は今後特別の御盡力を私どもとしてはお願いいたしたい。そうして國民全体が納得のいく官業にしていただきたい。
平生の國際關係を囘復していない段階におきまして、ひとり國際勞働機關にだけ復歸するということは、相當困難な點もありますが、しかし今まで今度の戰爭後、イタリア竝びにオーストリアにおきましては、講和會議締結前に國際勞働機關に復歸しておる前例があるわけであります。
我々が石炭國管に反対いたしましたのもその点でありますが、そういう國営事業の非能率性、非生産性というものが更に私鉄にまで影響し、それが國民生活に非常に大きな圧迫をして行くということに対しましては、甚だ遺憾でありまして、ひとり國鉄の値上げに反対するのみでなく、それが私鉄の方面にまで安易に、いろいろ今仰しやいましたが、結局は連帶関係などもあつて、何とかして歯を喰いしばつて引合つて行けるところまでも、やつぱりお
これはひとり國鉄の問題ばかりとは考えませんが、國鉄に関する限りにおいては、治安、檢察当局等々と十分な連絡をとりまして、そういうことの絶滅に盡すべきはもちろんであります。
軍閥華やかな時代には、國會が輕視され、國民もまた、國會よりも軍部の言動を重視したのでありましたが、今や國民の頼りとするのは、ただひとり國會あるのみであります。かかるがゆえに、國會議員はみずからの行動に責任をもち、一片の非民主的なところなく、また暴力的なところなく、みずから民主國家、平和國家の礎石とならねばならぬのであります。