1991-02-19 第120回国会 衆議院 予算委員会 第14号
先ほど申し上げましたように、外務大臣からもお触れになりましたように、私は、中東のせっかく起きつつある停戦、休戦という状況の中で我が国はどういうスタンスをとるかというのは、ひとりアラブだけじゃないですね。おっしゃられましたように、アジアにおける極めて重要な影響がある。それだけに私は、アジアの各国が日本の一挙手一投足を見守っている、こう見なければいかぬと思うのです。
先ほど申し上げましたように、外務大臣からもお触れになりましたように、私は、中東のせっかく起きつつある停戦、休戦という状況の中で我が国はどういうスタンスをとるかというのは、ひとりアラブだけじゃないですね。おっしゃられましたように、アジアにおける極めて重要な影響がある。それだけに私は、アジアの各国が日本の一挙手一投足を見守っている、こう見なければいかぬと思うのです。
しかし、御指摘のように、欧米外交に力点を置かれて、たとえばアラブ外交等が相対的に閑却されたうらみがあるのじゃないかという御指摘はそのまま私も甘受をいたしたいと思うのでございまして、今後は、低開発圏、後進開発圏の外交というものはたいへん重大になってまいりまして、ひとりアラブばかりでなくて、そういう方面に力点を置いていかなければならぬと考えておりますが、これは、いま石油問題という緊切な問題が出てきたからということではなくて
国際紛争は武力によらずに平和的に解決するという憲法の精神を把持いたしまして、これはひとりアラブ紛争ばかりでなく、すべての紛争について終始一貫私どもが堅持いたしております方針でございます。