1984-07-12 第101回国会 参議院 運輸委員会 第13号
なぜ需給が崩れるかと申しますと、はしけ需要といいますか、仕事量が年々一五%近く減ってきているということにその原因があろうかと思います。私どもとしては、そこに原因があるならばやはり需要と供給をフィットさせるといいますか、一致させる行政をとるべきだということで、過去三回にわたりましてはしけの買い上げを、自主解撤をやっております。
なぜ需給が崩れるかと申しますと、はしけ需要といいますか、仕事量が年々一五%近く減ってきているということにその原因があろうかと思います。私どもとしては、そこに原因があるならばやはり需要と供給をフィットさせるといいますか、一致させる行政をとるべきだということで、過去三回にわたりましてはしけの買い上げを、自主解撤をやっております。
この問題もやはり要因は、経済優先に立ちました海上輸送の革新と港湾整備の結果によって、従来のはしけ需要というものが大幅に減少して余剰となるという考え方に立ちまして、政府は三カ月計画で大量のはしけ曳船を解撤をするという施策を打ち出しました。すでに計画の五〇%に相当する船腹を今年度は買い上げるための予算がきめられております。
それからもう一つは、建議の第五の「港湾離職者に対する特別対策の推進」という中で——いまちょうど説明があったわけですが、その中で「このようなはしけ需要の減退に伴う余剰はしけの買上げ・解撤の措置が昭和四十八年度以降三カ年計画で国の施策として計画されていることにかんがみ、これに伴って離職を余儀なくされる港湾離職者について、特別の離職者対策を講ずる必要がある。」